サーフィンの歴史や文化、ライフスタイル、旅、環境問題、インタビューを軸に組み立てるSALT...。創刊号でそれら全ての要素を網羅した特集が「ハワイ」です。
時代を重要な3つのフェーズに分け、原点とも言える真なる歴史とハワイアンの尊い想いを伝える特集、アロハを体現する食とプロダクト紹介、伝説のウォーターマン、マーク・カニングハムに学ぶ海からのメッセージ、観光ファーストではない、レスポンシブル・ツーリムとリジェネラティブ・ツーリズムの考え方を、トータル48ページにわたって特集しています。
そのほか、サーフデスティネーションとしての「ニューカレドニア」、1950年代から現代まで10年単位で綴った「サーフィンの歴史」、時代と呼応しながら移り変わる「サーフミュジックの変遷」、オリンピック日本代表に選ばれた「松田詩野のインタビュー」、坂口憲二をはじめ「海と共に生きる人のライフスタイル取材」など、トータル212ページの大ボリュームの一冊です。
本誌に続く「SALT… #02」は待望のタブロイド版! お届けするのは、琉球王国から脈々と受け継がれる伝統と新しい価値観が混ざり合い、一つのスタイルを作り上げつつある「沖縄」。
取材で見えてきたのは、“自然に寄り添う”のではなく、“共に生きる”というマインド。
沖縄の人やモノに触れるたびに、「地球は美しい」と感じる。
南国ならではのゆったりとした時間や、まだ見ぬ魅力を探しに、いざ沖縄へ。
今回は気になるコンテンツをご紹介します!
あたたかい海に囲まれた南の島、沖縄には1年中波がある。そして、自然のリズムに寄り添ったサーフカルチャーが根付いている。
沖縄生まれの兄妹プロサーファー、宮城和真と有沙。島人(しまんちゅ)に受け継がれる心を胸に、2人仲良く歩みを進める。
そんな2人に、沖縄ならではのサーフィンの魅力を聞いてみた。
「沖縄に移住する」という夢を、31歳にして叶えた竹若学さん。土地勘も、お金も、人脈もない、一見すると無謀なチャレンジの末に手に入れたもの。道を開いたカギは「島豆腐屋でのアルバイト」だった。
ゲストハウス「LIFE IS A JOURNEY」のオーナーが教えてくれた道の開き方。
近年、多くの人々が自然との調和を求め、都市生活から離れて新しいライフスタイルを模索している。そんな中、沖縄に移住し、海の恩恵を受けながらヨガと共に生きるヨガインストラクターTAMAOさん。
大切なのは、自分の心に従う“欲深さ”だと教えてくれた。
楽しかった旅から戻ると、なぜか「疲れた」という言葉がよぎる。遊びながら、体を労る旅ができたら……。そんな願いを叶えてくれるのは「暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」。
発酵の力を使って、体の内側と外側からケアするホテルステイとは。
青い海、広い空、雄大な大地、瑞々しい緑。それらが揃う沖縄だからこそ、生み出されるものがある。今回出会ったのは、地球に寄り添った丁寧なものづくりをする人たち。
SALT…が厳選した6ブランドをご紹介します。
01. 海洋プラスチックアート「TRUE BLUE」
02. 沖縄ルーツを美しく昇華させた藍染「琉球美絣」
03. 天然の恵みで、健やかな肌に「THE KUCHA」
04. 沖縄の海で過ごした時間へと引き戻す「うるま陶器」
05. 職人の手で生まれ変わる再生ガラス「mado」
06. ハイビスカスの恵でスキンケアを「YUMEJIN」
「SALT…Tabloid #02」 ¥550
琉球王国から脈々と受け継がれる伝統と新しい価値観が混ざり合い、一つのスタイルを作り上げつつある「沖縄」。
まだ見ぬ沖縄をトータル24ページにわたって特集しています。
7月29日(月) オンラインストアにて発売開始!
composition _ Ayaka Takaura
阪急うめだ本店8F「GREEN AGE」フロアのコトコトステージ81にて、SALT…がセレクトしたブランドによるPOP UPイベントを開催。“SURF”と“BECH RESORT”をテーマに個性豊かな6ブランドがラインナップします。
サーフ、スケート、音楽、アート、ゴルフまで幅広いシーンをサポートする「ハーレー」、2007年にフィンブランドとしてスタートし、現在ではサーフアクセサリーやアパレルなどユニーク且つアーティスティックなアイテムが揃う「キャプテン フィン」、2024年春夏シーズン、“DOWN TO EARTH -日常を思考する-”という新しいコンセプトを掲げ、リブランディングを行った「シーグリーン」、“オーシャン”をコンセプトに、海、水、生物、景色などをデザインに落とし込むエココンシャスな「ウェスタン ハイドロダイナミック リサーチ」、パンク、ヴィンテージカルチャーをブランド背景に、カリフォルニアの高感度ブティックを中心に展開される「サッド アイウェア」、ウェッスツーツ生地のネオプレーン素材を使用し、職人が丁寧に1点1点仕上げる湘南発のバッグ「ロッズ サンドラ」が登場。
期間は7月31日(水)~8月6日(火)まで。今年の夏を楽しむ、最高のアイテムに出合えるはず。
【出店ブランド】
HURLEY、CAPTAIN FIN、SEAGREEN、WESTERN HYDRODYNAMIC RESEARCH、SAD EYEWEAR、LOZZ SANDRA
TAG #CAPTAIN FIN#GREEN AGE#HURLEY#LOZZ SANDRA#NEWS#SAD EYEWEAR#SEAGREEN#WESTERN HYDRODYNAMIC RESEARCH#イベント#阪急百貨店
SURF & BEACHLIFE STYLE MAGAZINE「SALT...」は、⼥性のサーフシーンを牽引する世界No.1ブランド「ROXY」と共催し、タイ南部のカオラックで、SURF & RETREAT TOURを開催します。プーケット国際空港から北に約1時間半の場所に位置する⼈気のリゾート地、カオラック。メインのメモリーズビーチはロングボード向けのメローな波で、ウネリに敏感なポイント。レストラン、カフェ、サーフショップ、ワークショップスペースなどが併設され、⼀⽇中ゆっくりと過ごすことができる。ビーチは広く⾃然豊かで、海に沈むサンセットは息を呑むほどの美しさ。今回のツアーはこのメモリーズビーチを舞台に開催します。
オン・ザ・ビーチのホテル「アプサラリゾート」にステイし、モーニングヨガから⼀⽇がスタート。同⾏する⽥岡なつみプロと一緒に海に入り、SUP、スパ、ショッピング、タイ料理などを楽しみながら、ヨガインストラクターの剛壽⾥さんによるリトリートプログラムを実践していきます。⼤⾃然に抱かれながら、サーフィンとリトリートを楽しむ4泊5⽇の旅。「ROXY」と「SALT...」が、⼀⽣忘れられない思い出を約束します。
私たち⼈間は、誰もが幸せになりたいと思って⽣きています。幸せになるために⼀⽣懸命働き、幸せになるために好きな物を買い、幸せになるために⾃分磨きをする。たまに幸せを追い求めすぎ、⾃分を⾒失ってしまうことも……。⽇本語で⾔う幸せには少なくとも2種類あり、英語で表現すると「HAPPINESS 」と「JOY」。
「HAPPINESS 」は外的要因が満たされている状態で、健康や仕事、キャリア、家族・友⼈・恋⼈との関係など、様々なものに影響されます。⼀⽅「JOY」は、私たちの内側から湧き出す“喜び”で、シンプルにその瞬間に感じる幸せな感情のこと。JOYは私たちが歩む⼈⽣にたくさん散らばっているのに、HAPPINESSを追い求めるあまり、⾒えていないのかも知れない。
今回のリトリートでは、あなたの中にあるJOYをたくさん⾒つけていきます。⼼が喜ぶことを意識してJOYが満たされると、本当に幸せな⾃分に出会えるはず。Letʼs go on the journey to “JOY” !
⽥岡なつみ(Natsumi Taoka)
12歳から本格的にサーフィンを始め、16歳でプロデビュー。2017年、ʼ18年、ʼ21年にJPSAロングボード⼥⼦でグランドチャンピオンを獲得。現在は世界No.1を⽬指して世界中を転戦している。環境問題にも深い関⼼を持っており、サーフライダーファウンデーションのアンバサダーも務めている。@natsumi_taoka
剛壽⾥(Juri Ko)
東京で⽣まれ育ち、16歳の時に渡⽶。⼤学在学中、カリフォルニアでヨガと出合い、その後移住したハワイでヨガインストラクターとして活動を始める2019年4⽉、⾃⾝がオーナーを務める「IGNITE YOGA STUDIO」を原宿にオープン。現在は⽇本とハワイの2拠点をベースに活動を続けている。@jurikooo
【DAY 1】 09:15 羽田空港発 ※関空、福岡発も選択可能です。詳細は最下部を参照ください 19:20 プーケット国際航空到着 22:00 ホテル到着&チェックイン 食事 / 朝:× 昼:× 夜:軽食 【DAY 2】 06:00 モーニングヨガ 07:00 朝⾷(プレート) 08:30 サーフセッション 17:00 サンセットヨガ 18:00 ウェルカムパーティ 19:30 リトリートプログラム 食事 / 朝:○ 昼:× 夜:○ 【DAY 3】 06:30 モーニングヨガ 07:30 朝⾷(ビュッフェ) 09:00 サーフセッション 11:00 フリータイム ※オプションでパンガ湾ツアー 18:30 カオラックタウンへ ※希望者のみ 食事 / 朝:○ 昼:× 夜:× 【DAY 4】 06:30 モーニングヨガ 07:30 朝⾷(ビュッフェ) 09:00 サーフセッション 11:00 フリータイム 18:00 フェアウェルパーティ(BBQ) 食事 / 朝:○ 昼:× 夜:○ 【DAY 5】 早朝 チェックアウト 10:05 プーケット国際航空発 21:40 羽田空港到着 食事 / 朝:× 昼:× 夜:× ※スケジュールは、天候、波の状況によって変更する場合があります ※フリータイムの時間、田岡なつみプロはサーフィンをする予定です。一緒に海に入り、ワンポイントアドバイスを受けることもできます ※リトリートプログラムやジャーナリングは毎⽇実施する予定です |
タイトル:ROXY & SALT... presents SURF & RETREAT TOUR collaborate with Active by Nature
開催期間:2024年10⽉25⽇〜29⽇(4泊5⽇)
開催場所:タイ・カオラック
宿泊場所:APSARA Beachfront Resort and Villa
参加人数:⼥性限定30名(予定) ※一般の参加者のほか、ROXY girls、キャンペーン当選者の方などが参加予定
テーマ:わたしの“JOY”を⾒つける旅
同⾏者:⽥岡なつみ(プロロングボーダー)、剛壽⾥(ヨガインストラクター)
ツアー内容:サーフセッション、リトリートプログラム(ヨガ、ジャーナリング、マインドフルネス)、その他(パンガ湾ツアー/SUP/ワークショップ/マッサージ/スパ/ショッピング/グルメ/ムエタイ体験/エレファントライド)
主催:STワールド
企画:サイドシックス(SALT... magazine)、ボードラダーズジャパン(ROXY)
後援:タイ国政府観光公庁、アプサラビーチフロントリゾート&ヴィラ、カオラック・ローカルサーファー
※別途以下の料金がかかります
・出発地空港税:3,010円
・国際観光旅客税:1,000円
・現地税:4,500円
・タイ出国税:2,800円
・シンガポール空港税:1,700円(シンガポールに立ち寄る場合は5,700円加算)
※ツアー料金に含まれるもの
・日本〜タイ・プーケット往復航空券
・4日間の宿泊費(相部屋になります)
・サーフボード1枚(ロングボード可)機内預かり
・空港〜ホテルの送迎
・ホテル〜カオラック市街の送迎(1回)
・朝食3回、夕食2回、軽食1回
・※ツアー料金に含まれないもの
・パンガ湾クルージングツアー(約2時間)7,700円(最小遂行人数10名。10名に達しない場合中止となりますので予めご了承ください)
・サーフボードレンタル代 1,000円〜3,000円/1日
アンダマン海の目の前に佇む「アプサラ ビーチフロント リゾート&ヴィラ」。広大な敷地内には伝統料理が楽しめるレストラン、美しいサンセットを臨むバー、インフィニティプール、スパ、ジムなどが完備。一日ゆっくりと過ごすことができる
ホテルから1時間ほどの場所にあるパンガー湾。大小約160の島々が浮かび、海上に突き出た奇岩や洞窟を見ることができる。マングローブを抜けた先にあるのは、一番人気のジェームズ・ボンド島(カオ・タプー)。その名の通り、映画『007/黄金銃を持つ男』のロケが行われた場所で、珍しい景観が楽しめる。※こちらはオプションのツアーとなります。最小遂行人数10名に達しない場合、中止となりますので予めご了承下さい。所要時間4時間(内送迎2時間)、送迎付き、スナック&ドリンク付き ¥7,700円
◆注意事項◆
※女性限定のツアーとなります
※未成年者の場合は、親の同意が必要となります
※ツアーはプーケット国際空港集合・解散になります
※サーフィン未経験者の方はご遠慮ください
※田岡なつみプロのレッスンはありませんが、ワンポイントアドバイスは行います
募集期間:9月15日まで ※定員になり次第終了となります
◆問い合わせ先
◎ツアーに関するお問い合わせと申し込み
STワールド マリンスポーツファクトリー
050-5530-6743(11:00〜19:00)/公式サイト
※関空、福岡の発着も可能です。ご希望の方は上記公式サイトの「予約・お問い合わせから」お問い合わせください
◎ツアーの内容に関するお問い合わせ
SALT...編集部 info@salt-mag.jp
TAG #NEWS#ROXY#SURF & RETREAT TOUR#カオラック#剛壽⾥#田岡なつみ
7月3日“ナミ”の日、世界No.1バーボン・ウィスキーブランド「I.W.HARPER」主催によるサーフィンとゴルフのイベント「SURF &TURF」が開催された。今年で4回目となる当イベントは、1回目・2回目は湘南・茅ヶ崎で行われ、前回から場所を静岡県牧之原市に移して開催。波の有無やコンディションに左右されない、ウェイブプールをサーフィンの会場として選んだのが移設の理由だ。SURF & TURFの発祥はアメリカ西海岸とされ、一日でサーフィンとゴルフの両方を楽しむ、もしくは波が良くないから今日はゴルフをする、というのが語源。後者だとSURF or TURFが正解のような気もするが、そんな細かいことは気にしない。世界にはケリー(スレーター)をはじめ、ゴルフの腕前がプロ並みに上手いトップサーファーも多く、そこにはサーフィンとゴルフに共通するポイントがあるから。どちらもマインドが大切であり、身体の使い方が似ていて、ターン(サーフィン)とスイング(スイング)に通じるポイントがある。興味がある人は、ぜひ調べてみてほしい。
さて、「I.W.HARPER presents SURF &TURF」だが、回を重ねるごとにスケールアップし、今回はなんと男女46名がエントリー。プロサーファーからプロゴルファー、モデル、タレント、インフルエンサー、そして一般の方まで、年齢や肩書にとらわれない、幅広い層が参加した。イベントのコンセプトやレギュレーションは1回目から変わらず、参加者はゴルフとサーフィンの両方をプレイし、その合計得点で勝敗を競う。そうなるとコンテストと呼びたくなるが、実際はとてもフレンドリーな“イベント”。また、プロサーファーもしくはプロゴルファーが有利と思われるが、そこがこの大会のユニークなところ。独自の採点基準を設けることで、誰もが優勝を狙うことができる。ゴルフはネオストジョン方式という、自己申告したスコアと実際のスコアの打数の差でポイントを算出するルールを採用。数字の差が小さければ小さいほど、ポイントが高いというワケだ。一方サーフィンは、自分の目標を発表し、その目標にいかに近いライディングができたかどうかが採点基準になる。さらに、スタイリッシュポイント、エンジョイポイント、サービスポイントなどもレギュレーションに設けられており、どのポイントを狙うかが勝敗の鍵となる。
イベントはTURF(ゴルフ)からスタートということで、早朝から会場の相良カントリー倶楽部に参加者が集まり、インとアウトに分かれて9ホールを競い合った。47年の歴史を誇る相良カントリー倶楽部。総距離は短いが、打ち上げ・打ち下ろしコースが多い、トリッキーなゴルフ場。当日は快晴・無風のベストコンディションだったが、秋から冬にかけては遠州の強い空っ風が吹き、訪れる多くのゴルファーを悩ませる。なかでも6番ホールは30ヤードの打ち下ろしで、今回の参加者も最も手こずるコースとなった。
3時間のラウンドを終わらせると休む間もなく静波サーフスタジアムに移動し、軽くランチを済ませてすぐにサーフィンのコンテストが開催された。初級、中級、エキスパートにクラスに分けし、まずはプロサーファーによるエクスプレッション・センションからスタート。増山翔太、森大騎のふたりのロガー、金尾玲生、大橋海人、加藤嵐、宮坂麻衣子、萩原健太のショートボーダーがエントリー。さらにジャッジとして参加したショーロクさんと細川哲夫プロもセッションに加わり、歓声が上がるほど盛り上がった。
プロによるデモンストレーションの興奮冷めやらぬ中、初級クラスがスタート。全くの初心者も何名かいたが、スタッフが後ろからプッシュしてくれたおかげで、なんとか全員がテイクオフ。「サーフィンは6年ぶりです!」というタレントのすみれも見事に波を掴み、高得点をマークしていた。最も人数が多かった中級クラスには17人がエントリー。モデルのマーシーや諸橋幸太、プロゴルファーの土屋健など、イベント常連組の活躍が印象的だった。
「最後、ハイボールでやりましょうよ!」すべてのプログラムの終了間近、金尾玲生が声をかけてきた。ハイボールとは、エアセクションを作りだす波のこと。2週間前、ここサーフスタジアムではこのハイボールの波でエアリアルのサーフィン大会「Stab High」が行われており、満場一致で実施が決定。ということで、急遽エア・セッションが開催となった。レフトの波で実施したことで、フロントサイドとなった大橋海人と宮坂麻衣子が爆発! Stab Highにも出場していた大橋がフルローテーションを見せると、宮坂もフィンを抜いてのレイバック。言い出した金尾も難しいバックサイドエアをメイクし、これがイベントのハイライトとなった。
絵に描いたような美しいサンセットの中、ハーパーソーダを片手にBBQパーティが行われ、最後のコンテンツである表彰式へ。最下位、ブービー賞が発表され、いよいよ上位3名の結果発表に。3位に選ばれたのは柴橋浩太。IT企業に勤めるサラリーマンで、友人である大橋海人のYouTubeチャンネルに度々登場し“一般ピープル”と揶揄されている人物。ゴルフのスコアは申告と実際のスコアの差がゼロ、サーフィンも目標として掲げていた「キレイなターンをする!」を忠実にこなし、入賞を果たした。2位は、ゴルフのスコア差は3ポイントだったが、サーフィンの得点が圧倒的に高かった宮坂麻衣子。一昨年と昨年は3位で、今年は2位を獲得。来年は優勝を目指すと決意を新たにしていた。そして今年、見事に優勝したのは金尾玲生だった。ゴルフのスコアは、45の申告に対して46の1ポイント差。サーフィンでは「とにかく楽しませます!」の目標通り、全ての波で素晴らしいパフォーマンスを披露し、2年ぶりの優勝を果たした。
昨年に引き続き今年もプールでの開催となったが、ゴルフもサーフィンも自然と対峙するスポーツ。予期せぬことは起こるし、思い通りにならないこともたくさんある。だからこそ奥深く、のめり込んでいく。I.W. HARPERは“自己満足に生きる”人たちをずっとサポートしてきたが、ゴルファーとサーファーはまさにそれを体現する人たちである。自然の中で自分と向き合い、仲間と喜びを分かち合った1日。節目(5回目)となる次回は、どんなドラマが待っているのだろうか。早くも来年の開催に期待したい。
photography _ Dan Imai
TAG #I.W.HARPER#PR#SURF & TURF#イベント#ウェイブプール#サーフスタジアム
本日より劇場公開が始まった『THE ENDLESS SUMMER』のリマスター版。内容についてはこちらの記事で触れたが、ムビチケ※とポスターのセットを2組4名様にプレゼント致します。
※全国で利用可能できる、ネットで座席指定可能なデジタル映画鑑賞券
希望の方は、①住所、②氏名、③年齢、④好きなサーフィン映画、⑤SALT...への感想をご記入の上、以下までメールでご応募ください。
応募先:info@salt-mag.jp
件名:『THE ENDLESS SUMMER』チケット係
応募締め切りは7月20日まで。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせて頂きます。たくさんのご応募、お待ちしております!
製作・監督・撮影・編集・ナレーション:ブルース・ブラウン
音楽:ザ・サンダルズ
キャスト:マイク・ヒンソン、ロバート・オーガスト
1964年|アメリカ|カラー|DCP|5.1ch|90分|原題:THE ENDLESS SUMMER|字幕翻訳:小泉真祐|G
鈴正・フラッグ共同配給 宣伝:フリークスムービー
© Bruce Brown Films, LLC
TAG #SURF MOVIE#THE ENDLESS SUMMER#サーフムービー#ブルース・ブラウン#マイク・ヒンソン#ロバート・オーガスト
サーフィン映画の金字塔として知られ、今なお語り続ける伝説の名画『THE ENDLESS SUMMER』。“終わりなき夏”というセンチメンタルなタイトルはサーファー以外の心も鷲掴みにし、最も有名なサーフィン映画として多くの人に知られている。そんな名作のリマスター版が完成したということで、試写会に行ってきた。私事だが、サーフィンに興味を持つきっかけとなった思い出深い作品であり、あの感動を再び味わえると思うと、鑑賞前からワクワクが止まらなかった。
ストーリーは、21歳のマイク・ヒンソンと18歳のロバート・オーガストの2人が、パーフェクトな波を求めて世界を巡るドキュメンタリー。監督は当時26歳のブルース・ブラウン。後に『栄光のライダー』、『オン・エニー・サンデー』などを世に送り出した名匠である。作品は1963年に撮影され、翌’64年カリフォルニアで公開、2年後の’66年に全世界で公開されると数々の興行記録を塗り替えた。当時のアメリカはビーチボーイズが大ヒットしており、ハリウッド初のサーフムービーはタイミング的にも良かった。ロングボード全盛のサーフィン黎明期、インターネットはなく、現地で得た情報と勘と運に身を任せ、未知なる場所での撮影に挑む。予測不可能なハプニングが次々と巻き起こるなか、さまざまな人と出会い、初めての地で波に乗る。その体験は好奇心とユーモアに溢れ、冒険心をくすぐる。
1963年11月、ロサンゼルス(LAX)空港にスーツ姿で現れたふたり。剥き出しのロングボードを抱えた反対の手には重厚なトランクケースが。中身はボードショーツ6枚とワックス2つ、トランジスタラジオ、そして怪我をしたときのためのバンドエイドが1枚というのが、サーファーらしくていい。ロサンゼルスを旅立った3人は大西洋を渡り西アフリカのセネガルへ。そこで人類初となるヴァージン・ウェイブに乗り、続いてガーナの漁村で子供たちにサーフィンを教える。ナイジェリアでヒッチハイクして赤道を超え、南アフリカのケープタウン、ダーバン、そしてセントフランシス岬へ。ここで人生最高の波に遭遇することになるが、絵に描いたようなマシンウェイブは映画のハイライトでもある。さらにオーストラリア、ニュージーランドでは地元のサーファーと交流し、その後タヒチ、ハワイへと旅は進んでいく。
4Kリマスターによって蘇った映像の美しさに目を奪われつつ、ふたりのサーフィンのうまさにも改めて感動する。さらに旅の高揚感を湧き立てるのがバックミュージックだ。カリフォルニアの5人組バンド、ザ・サンダルズによって制作されたサウンドトラックは、テケテケ・ギターがベースのサーフロック。コーラスがアクセントのオープニング曲、Theme from Endless Summerを聴いた瞬間、完全に当時にトリップした。
長く書いてしまったが、ストーリーと感想はここまで。あとは映画館で観て感じてほしい。半世紀以上経った現在でもサーフィン映画のスタンダードであり、これを超える作品はないだろう。続編である『エンドレス・サマーII』(1994)の完成が待ち遠しい。
製作・監督・撮影・編集・ナレーション:ブルース・ブラウン
音楽:ザ・サンダルズ
キャスト:マイク・ヒンソン、ロバート・オーガスト
1964年|アメリカ|カラー|DCP|5.1ch|90分|原題:THE ENDLESS SUMMER|字幕翻訳:小泉真祐|G
鈴正・フラッグ共同配給 宣伝:フリークスムービー
© Bruce Brown Films, LLC
TAG #SURF MOVIE#THE ENDLESS SUMMER#サーフムービー#ブルース・ブラウン#マイク・ヒンソン#ロバート・オーガスト
© SALT… Magazine All Rights Reserved.
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