#UTAR EYEWEAR

  • 大橋海人夫妻が教えてくれる、海辺の素敵な暮らし 【特集】01_ふたりで整える、心と暮らしのリズム
  • 2025.06.10

海辺で暮らす、大橋海人さんとイザさん。等身大のふたりが大切にしているのは一緒に食卓を囲み、言葉を交わし、心が動くものを選んで暮らすこと。自然に身を委ねることで、静かな優しさと確かなリズムが流れる。

海を軸にした暮らしを送る大橋海人さんとイザさんにとって、自然は毎日のリズムそのもの。そんな暮らしを軽やかに続けるために、大切にしているのが“整える時間”だ。
「夜ごはんは、なるべく一緒に食べています。“ちゃんと顔を合わせる時間”を作る意識がお互い自然とできています」
そんな時間が、気持ちを切り替えるスイッチだという。
「試合や撮影でうまくいかない日もありますが、一緒にごはんを食べると不思議と気持ちがリセットされるんです」
また、夜は仕事のLINEも控えめにして、暮らしに“オフ”の時間を作るようにしている。オンとオフのスイッチを持つことで、仕事と私生活のバランスを整える。それはふたりが無理なく、心地よく暮らすための工夫でもある。
「仕事って、気を抜くとずっと続いてしまう。でも、夜は手を止める時間を持つことで、リセットされるんですよね」
ふたりが暮らすのは海の近く。波がなければ「また明日入ればいい」と思えることが、心にも余白をつくってくれているようだ。
「一緒に散歩したり、数独をしたり(笑)、何気ない日常の中にこそ心地よさがあるんです」
波のコンディションに合わせるため、決まった時間に働くのが難しいからこそ、日々の小さな習慣が暮らしの軸。それは、ふたりの間に流れる見えない約束のようでもある。
そんなふたりの暮らしには、日本のクラフトやナチュラルなプロダクトが自然と溶け込んでいる。
「バンブーの香りのシャンプーとか、穏やかな香りのものを選ぶようにしています。日本の製品は肌に優しいし、香りも控えめで気持ちいいんですよね」
選ぶ基準は、見た目のよさだけでなく、使ったときの心地よさ。使う道具に作り手の想いを感じることも、暮らしの楽しみになっている。
「見た目がよくても、使いづらいと意味がない。クラフト的な視点で、“ちょっといいもの”を選ぶ感覚ですね」
ふたりは、共に暮らすなかで少しずつお互いに影響を与え合っている。
「イザは人に対してすごく丁寧で謙虚。その姿を見て、自分も変わらなきゃと思うようになりました」
「私は、彼が海外に行く前に手紙を書くようにしていて。彼は書いてくれないんですけど(笑)、でもそういうことがちゃんと続いているのって、素敵だなって思います」
大橋さんもイザさんの影響もあってか、今はきちんと言葉にしてくれると、イザさんがこっそり教えてくれた。そして、未来の話をすると、ふたりの声は自然と弾む。
「この間ハワイから帰る飛行機で“次はあの島に行きたいね”って話していて。一緒に行きたい場所や、挑戦してみたいことがどんどん出てくるんです」
サーフィンだけじゃなく、ごはんを食べて、街を歩いて、そんな旅のかたちもこれから増やしていきたいという。自然と旅を楽しみながら、心が動くものを選んで、無理せずに暮らしていく。そんなやさしい理想が、ふたりのこれからを静かに、そして力強く支えている。


UTAR EYEWEAR
心をこめて、手でつくる。目元にカルチャーをまとう

福井県鯖江市で60年以上受け継がれてきた眼鏡づくりの伝統。シェイプから組み立てまで、100以上の工程を職人が手作業で仕上げるアイウエアには、ものづくりへの愛と誇りが息づく。このブランドを手がけるのは、國母和宏さん、工藤洸平さん、三本木心さん、そして大橋海人さん。ファッション、アート、スノーボード、スケート、サーフィンのカルチャーを高次元で融合し、デザインしている。2025年には大橋海人さんのモデルも登場予定。サングラス SHIN ¥43.000


YUAMI
眠るたびに湯浴みのようなぬくもり

じんわりとしたぬくもりに包まれて眠る。この寝具は、満ち足りた朝をそっと届けてくれる。特殊技術により繊維に練り込まれた温泉由来のミネラルが、一日の疲れをやさしく癒し、心身を整えてくれる。インドで手摘みされた綿花を極細の生糸にし、今治の職人たちの手で丁寧に仕立てられたコットンは、なめらかな肌ざわり。やわらかな色合いは、江戸時代に伝来した“亜麻”をイメージ。ボックスシーツ シングル ¥15.000、掛け布団カバーシングル ¥18.000、ピローケース ¥ 4.800


kukka
アロマが届ける心地よい睡眠のひととき

心と身体は、静かに、そっと繋がっている。そんな想いから生まれた、眠りのためのエッセンシャルオイルミスト。中医学をベースにした5タイプの香りは、どれも一日の終わりに寄り添い、明日を楽しみに変えてくれる存在。寝る前にひと吹きするだけで、自然と心と身体が整っていく。SALT...のおすすめは「一晩中、ゆっくりしたい」人に向けたもの。ウッディで落ち着いた花の香りが、深い眠りへとやさしく導いてくれる。ピローミスト kukka #525ml ¥4.980

hibi
10分で心をほどく。香りを擦る、新しい習慣

マッチを擦るように火を灯し、ふわりと立ちのぼる自然の香りに、心をゆだねる。着火具を使わずに楽しめる新しいかたちのお香。淡路島の“香”と播磨の“マッチ”。兵庫県が誇るふたつの伝統が出合い、約3年の歳月をかけて、やさしい香りの習慣が生まれた。香りを楽しむ時間が、日常の中に小さな余白をつくる。黒箱_オークの根元でしっとり息づく苔の香り。オークモス 30本入り ¥2.805 白箱_懐かしい静けさで、心を包む樹木の香り。ひのき 30本入り ¥2.475


Nercocia.
眠る時間に、やさしさが巡る。和漢の知恵を生かした着心地

「ねるこっちゃ」。富山の方言で、「おやすみなさい」を意味するあたたかな言葉。この響きをそのままブランド名『Nercocia.』とし、肌にも心にも届くように。そんな願いから生まれたナイトウエアは、日本古来の和漢植物“ハトムギ”の天然由来保湿成分をレーヨン繊維に練りこんだ“ハトムギヌカ繊維”を使い、肌に寄り添うやさしさを纏わせる。使用するのは、もともと捨てられていたハトムギのぬか。自然の恵みを再び巡らせる“循環するものづくり”が、そのやさしさの源。大橋さん_Wガーゼ ヘンリーネックシャツ ¥16.500、Wガーゼ ストレートパンツ¥11.000、エイトロックスムース カーディガン ¥19.800、イザさん_エイトロックスムース ワンピース ¥23.100


【Profile】
大橋 海人
1992年、神奈川県生まれ。17歳でJPSAデビューを果たし、2015年にWSLジャパンのリージョナルチャンピオンになる。現在はフリーサーファーとして国内外で活躍し、サーフシーンに新たなムーブメントを生み出している。

大橋 イザ
1993年、群馬県生まれ。モデルとして活動後、2021年にプロサーファーの大橋海人さんと結婚。得意の料理は海人さんもご満悦の腕前。サーフィンの撮影を手伝うこともたまにあるそう。

photography _ MACHIO hair&make up _ TAKESHI special thanks _ THE VIEW KAMAKURA

>>特集の続きは誌面でご覧ください。

「SALT…Magazine #04」 ¥3300
サーフィン、暮らし、生き方、そして思考をより本質的なものへと回帰。シンプルで持続可能な在り方を追求することこそが、真の豊かさにつながる。

<Contents>
⚪︎Burleigh Single Fin Festival
⚪︎未知なる領域へ̶̶ サーフィンの新境地
⚪︎シングルフィンを愛する10人のインタビュー
⚪︎STILL AND TRUE
⚪︎笹子夏輝 ~カリフォルニア・スタイル巡礼の旅
⚪︎サーフィンによるマインドセットのススメ
⚪︎Stories Behind the Waves
⚪︎今を生きるサーファーたちのダイアログ
⚪︎世界の果て、南ポルトガル・サグレス
⚪︎Column _ Miyu Fukada

オンラインストアにて発売中!

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