海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回はフリーサーファー・モデルのSENAさんに話を伺った。
Profile
SENA
湘南生まれ、湘南育ち。18歳で始めたサーフィンに熱中し、あらゆるタイプのボードに乗るフリーサーファー。現在はモデルとしても活躍中。
「僕がいちばん大事にしているのは、自由と自分の心に従うこと。オーストラリアへ行くことも、ほぼ直感で決めました」
そう話すのは、モデルとして活躍するSENAさん。大学を休学し、サーフィンのスキルアップを目指してオーストラリアへ留学。様々なビーチのそばで、誰もが羨むような1年間を過ごした。
「オーストラリアへ行った目的としては、サーフィンにもっと関わりたかったから。スキルを上げるのはもちろん、シェイプも学びたいと思っていました」。1箇所に留まらず、場所を転々としながら暮らしていたという。
「最初はゴールドコーストのサーファーズパラダイス。そのあと近くのブロードビーチ、そしてバイロンベイ。最後はバイロンの隣町のサフォクパークに一軒家を借りて、日本から一緒に来た彼女と住んでいました。
バイロンの飲食店でバイトしていたとき、お客さんとして来ていたシェイパーの方と知り合い、その方の仕事を手伝わせてもらっていました。ライダーとしてボードの乗り味をフィードバックし、一緒にアイデアを出しながらコンセプチュアルな一本を作ったり。念願だったシェイプもさせてもらい、ひとりで仕上げまでできるようになりました」
「休みの日はずーっと海にいました。朝起きたらすぐに食べ物を用意して海に行き、とりあえずサーフィン! 波が良くなかったら上がって、ビーチでリラックス。気がつくと仲良くなった子が集まってきて、みんなでワイワイ盛り上がって。そんな最高な毎日を過ごしていました」
「オーストラリア人はとにかくフレンドリーで、良くも悪くも我が強い(笑)。でも、そんなところがすごく魅力的でした。みんな自分の意見を持っていて、怯むことなくアウトプットするんですよね。だからこそ、周囲の意見にも素直に耳を傾けられる。それってすごく自由だし、格好いいなって。日本の周囲に気を遣う文化も素晴らしいけれど、こういう海外のスピリットの方が自分には合っている気がします」
湘南生まれの彼が本格的にサーフィンを始めたのは、意外にも大学生の頃だった。
「小さい頃から野球少年だったんです。高校生までは野球ひと筋で、ひたむきに努力してました。高校最後の大会で全力を出し尽くして、十分にやりきったなと。これからは自分がやりたいことにチャレンジしようと思い、サーフィンを始めました」
それからはサーフィンにのめりこみ、ショートとロング両方のコンテストに出場するまでの実力をつけた。しかし、今は競うサーフィンに全く興味がなくなり、ボードも定まっていないという。
「サーフィンは競うよりも、自由に波を楽しむ方が僕には向いていて。その日の波によってショートだったりロングだったり、ボードを変えて楽しんでいます。人と一緒で波にも個性があって、同じものはない。乗り方も決まりはないんだから、自由に楽しみたい。寝そべってもいいし、永遠に波待ちしていたっていい。自分の気分によって楽しむことができるのも、サーフィンならではだなって思うんです。オーストラリアで経験した自由とサーフィンの本質。体現者として、これからは自分が発信していきたいと思っています」。
text _ Miri Nobemoto
TAG #Ami Angel#ハワイ移住#ビーチライフ#素敵なあの人の偏愛事情
海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回は様々な場所で暮らした経験を持つモデル・インスタグラマーのAmiさんが、最終的に移住したハワイでの暮らしをご紹介。
Profile
Ami Angel
千葉県出身、現在はハワイ・オアフ島在住。日本とペルーにルーツを持ち、モデルやインフルエンサーとして活躍中。また自身のファッションブランド『Sunkissed Sunflower』も手がける。
「行ったことがない場所に行くとすごくワクワクして、胸が躍るんです。ひとりで色々な場所を訪れましたが、いちばん居心地が良かったのがハワイでした」と話すのは、昨年ハワイ移住を叶えたAmi Angelさん。
23歳のときにロサンゼルスで1年半を過ごしたあと、サンディエゴ、ニューヨークと移り住み、ハワイ・オアフ島に辿り着いた。
「小さい頃から海に連れて行ってもらっていたせいか、海が大好きで。旅先もあたたかい場所を選びがちです(笑)。ハワイは旅行で何度も来ていたけれど本当に大好きで、住みたいなって思って移住を決めました。
特にサンセットの色が毎日違うのが大好き。ここ、違うプラネット? って思うくらいきれい。お気に入りは、以前ステイしていたことがある、カイムキの坂の上から眺めるサンセット。空全体がピンクとパープルのグラデーションに染まった中に、少しだけ灯りがついたワイキキの街並みが見渡せて。奥にはダイヤモンドヘッドとブルーの海が見えるの! もう、とろけちゃいそうな美しさです」
「ずっと海まで歩いて行ける距離に住むのが夢だったので、今はとっても幸せ。サーフィンはワイキキで、ロングボードでマイペースに楽しむのが好き。ちなみに最近ワイキキの端に穴場のビーチを見つけたので、そこでただ横になったり、シュノーケルをしたり、友達とお話をしたりするのがお気に入り。ビーチで編みものをするのもハマっているんです」
海が好きだからこそ、やはり環境のことも気になるAmiさん。彼女自身海に入るときは環境に負担がかからないよう、日焼け止めは塗らないのだとか。
「ケミカルな日焼け止めを塗って海に入る観光客の方が多いのですが、それがサンゴへ悪影響を与え、海の色まで変わってきているんです。私は自分の周りから変えられたらと思い、オーガニックな製品を使ったり、なければ塗らずに入ることもあります」
ビーチで過ごすだけでなく、ハイクへ行く機会も多いという。
「年末に友人と岩山に登ったんですが、頂上で友達がファイアーパフォーマンスをしてくれて。すごくクールで、幻想的でした。その日がちょうど満月の日だったので、2024年に嫌だったことや手放したいことをみんなで紙に書いて燃やしたんです。
そのあとは2025年にやりたいことをジャーナリングしたり、メディテーションをしたんですが、なんだか感極まって泣いてしまって……。そういうイベントごとをハイクや自然の中でできるのも、ハワイに住んでいる醍醐味だなって感じます」
「今年の目標は、『心のままに』。自分の気持ちに従って行動することが大事だなって思うから。行きたい場所に行って、会いたい人に会って、やりたいことを実行する。移住って、不安や心配なことも多いです。でも絶対になんとかなるって、自分を信じること。もしやりたいことで迷っている人がいたら、そう言葉をかけてあげたいです」。
text _ Miri Nobemoto
TAG #Ami Angel#ハワイ移住#ビーチライフ#素敵なあの人の偏愛事情
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