海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回話を伺ったのは、海に恋し、沖縄に移住したKylaさん。憧れのビーチライフを手に入れた彼女の暮らしをご紹介。
Profile
Kyla
1999年生まれ、愛知県出身。フィリピン、スペイン、アメリカ、日本にルーツを持つ。モデルやアクセサリーのデザイナーとして活躍中。
「初めてサーフィンをしたとき、ここだったら自分らしくいられるって感じたんです。それからはゾッコンで、海のあるライフスタイルを送るって決めてました」
海が好きな理由をこう語るKylaさん。フィリピンで生まれた彼女は、8歳のときに家族で愛知県に移り住んだ。小さい頃から家族で海に遊びに行くことが多かった彼女は、自然や海が身近な環境にいた。
「地元に住んでいた頃、初めて友人と一緒にサーフィンに行ったんです。2019年だったかな。その年は悩んだり落ち込んだりすることが多くって、これまでの人生の中でもかなりどん底な時期で(笑)。それで、自分が大好きな自然や海に触れたかったので気分転換にサーフィンに挑戦することに。実際にやってみたら『海の中では自分らしさを取り戻せる!』という感覚になって、とっても救われたんです。そこから海とサーフィンが自分の一部になった気がします」
当時住んでいた家からサーフポイントまではクルマで約2時間。往復およそ5時間かけて通っていたのだそう。
「やっぱりそのくらいの距離になると一人で通うのは難しくって。もっとたくさんサーフィンしたい気持ちもあって、海がキレイな場所に移住したいな、と思うようになりました」
そして2022年、沖縄に移住することに。現在は今年生まれたばかりのベイビーと、夫、愛犬との4人暮らし。かねてからの夢だった海沿いでの暮らしを楽しんでいる。
「最初は海外に住みたいと思っていたのですが、コロナ禍でそれが叶わなくって。国内で海や自然がキレイな場所に引っ越そうと思って、沖縄を選びました」
沖縄に越してからは、海が生活の一部となった。毎日ビーチを散歩し、休日にはSUPやシュノーケリングを楽しんだり、波のいい日にはサーフィンに出かけたり……。
「日常的に海に行けることに幸せを感じています。実は、夫とも沖縄に来てから出会ったんです。2年前くらいにサーフィン中に! なので一緒にサーフィンをすることも楽しみのひとつ。女の子が生まれたばかりなのですが、家族でビーチに行くのが今から楽しみです」
今後は海外移住も視野に入れながら、“どこにいてもできること”に注力していきたいと話す。
「いまハマっているのはアクセサリー作り。自然や海から得たインスピレーションをもとに、ピアスやネックレスなどを手作りしています。アレルギーの人でもつけられて、海に入っても錆びにくいものが欲しかったので、自分で作ろう! と思って。素材もできる限り自然由来なモノを選んでいます。あとはどんなに取れにくく作ったとしても無くしてしまうこともあるので、リーズナブルな価格に設定しています」
Kylaさん自身が金属アレルギーだったことから、自分が理想とする、どんな人でも海でもつけられるモノを作っているのだとか。
自分も夫も旅と海が好きなことから、これからは働きながらさまざまな国を訪れ、たくさんの海を見たいと話すKylaさん。沖縄に移住して大きく人生が動いた彼女。これからどんなビーチライフが待ち受けているのか今後が楽しみだ。
text _ Miri Nobemoto
TAG #Kyla#ビーチライフ#沖縄#移住#素敵なあの人の偏愛事情
海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回話を伺ったのは、モデルとして活躍する湘南在住のkaiさん。
Profile
kai
1994年生まれ。アメリカ生まれ湘南育ち。実家の目の前が海で、幼少期より海とともに育つ。モデルとして雑誌や広告、ショーなど多方面で活躍中。
アメリカで生まれ、小さい頃に湘南に移住。実家の目の前には海があり、物心ついた頃から日常に海のある暮らしを過ごしてきたKaiさん。そんな彼にとってサーフィンは生活の一部。
「波がいい日は、何も持たずにそのまま海に入れる格好でサーフィンしに行っちゃいます。サンダルさえ履かずに裸足で」。そんな彼が初めてサーフィンに出合ったのは小学生の頃。
「両親の友人がサーフィン一家だったので、自分も自然と覚えました。サッカー選手を目指していたので、本格的にサーフィンと向き合えるようになったのはサッカーを辞めた大学生の頃。自然が好きということもあるのですが、上手く波に乗れたときは本当に爽快で。ただ海と向き合う難しさも感じて……でもそれも面白くて。サーフィンがどんどん日常になっていきました」
物心ついた頃から海のそば暮らしてきたKaiさんにとって、もはや“偏愛”という言葉選びは適切ではないほど、サーフィンは日常に溶け込んでいる。そんな彼が、サーフィンと同じくらい夢中になっているのがスケートだ。
「大学生の頃、周りの友達がみんなスケートをやっていたので、自分も自然と始めました。できないことやうまくいかなかいことが多く、簡単に上手くなれない感じが逆に楽しくて。サーフィンとは全く違う面白さがありますね。スケートは人との距離が違いので、人のトリックを見て盛り上がったりしますし。トリックの数も多いし毎日練習できるので、目に見える喜び、みたいなものが大きくて、気づいたらめちゃくちゃハマってました」
最近では、モデルの仕事をきっかけに、ゴルフにも通うようになったという。
「仕事でゴルフの撮影があったんですが、自分ができないんじゃ格好つかないなと思って、練習するようになったんです。やってみたらこれまでやってきたスポーツとは全く違って、やっぱり面白い! ってなって」。どんなスポーツも、“初めはうまくいかない”というところから面白さを見出しているkaiさん。人との関わりも楽しんでいるのだとか。
「サーフィンもひとりで行くより、誰かと行く方が好きです。ゴルフもお酒を飲まずに人と長時間いられるっていうのが新鮮で。やっぱり自分の好きなことを通じて人と出会えたり、楽しい時間を誰かと過ごせるのは最高ですね」と話す。
サーフィン系のメディアへの出演や、広告の仕事も多数こなし、仕事がきっかけでゴルフも趣味となったkaiさん。「今後はモデル業を軸に、海外も視野に入れて様々なことに挑戦していきたいですね」。
好きなことが仕事を生み、人と繋がり、人生を豊かにしてくれる。今後どんどん広がっていくであろう、彼の活躍に注目していきたい。
text _ Miri Nobemoto
TAG #kai#ビーチライフ#湘南#素敵なあの人の偏愛事情
海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回はオーストラリア在住のLicoさんに話を伺った。彼女が偏愛するもの、それは「オーストラリア・ヌーサでの暮らし」。
Profile
山口りこ -Lico Yamaguchi-
1993年生まれ、湘南出身。旅行とサーフィンを愛し、湘南から宮崎へ移住。2023年には、さらによい波を求めてオーストラリアへ移り住んだ。現在はモデルとしても活躍中。
青く透き通った海に、長く続くメローな波。手付かずの美しい自然に、さまざまな生き物たち、そして温かく迎えてくれるフレンドリーな人々……。オーストラリア東海岸にある人口5万人ほどの小さな街、ヌーサ。Licoさんはここでファームステイをしながら、モデルとして活躍している。元々湘南出身の彼女はコロナをきっかけにサーフィンを始め、今ではすっかり海のトリコに。いい波を追い求め宮崎、バイロンベイを経由し、辿り着いた場所がここヌーサだった。
「元々湘南出身なのですが、はじめはサーフィンに興味がなくて。オーストラリアから帰ってきた友人の影響で始めたら、びっくりするくらいハマっちゃいました。その友人の影響もあって、オーストラリアに来ることはずっと前から決めてました」とLicoさん。念願のサーフィンをするために、ファームでの仕事をしながらも、週に3日はビーチへ出かけるという。
「波がいいのはもちろん、サーフィンをしている人たちがとてもフレンドリーなんです。『あなたの波よ!』とか、『GO GO!』とか、声をかけてくれるのが嬉しくて。知らない人同士でも声をかけあい、サーフィンをしていなかったら出会えないような人たちとも、たくさん知り合うことができました」。海ではサーフィンはもちろん、ビーチでのんびりと過ごすことも多いのだとか。「波の音を聞きながら読書をしたり、友達とコーヒー片手におしゃべりしたり、写真を撮ったり……。ゆったりと流れるこの時間がとても好きです」。
友人と自然の中で過ごす時間も、かけがえのないひとときになっているという。「夕日を見にハイキングに出かけたり、週末にキャンプをしたり……。こういうことが気軽にできる環境がありがたいなと、いつも思っています。のんびり過ごすこともあれば、砂浜をクルマで走ったりとか、アドベンチャーを楽しむことも 笑。日本にいた頃からの友達とは絆が深くなったと感じるし、ヌーサで知り合った子と仲良くなれるのも嬉しいです」。
彼女が現在住んでいる家も自然が豊かな環境にあり、家で動物と触れ合うなどリラックスした時間もお気に入り。「ハウスオーナーの家の敷地内にある離れに住んでいるのですが、庭に鶏がいるので卵はその子たちが産んでくれたものを頂いています。近所の牧場には馬がたくさんいて、余った野菜をあげることも。オーナーが飼っている犬とも仲良しなんです。近くにドッグビーチがあるので、そこでお散歩をしている時間も好きです」。
ハウスオーナーとは仲が良く、彼女にとって第2の家族のような存在になっているそう。「ごはんを作ってくれたり、本当に優しくしてくれます。日本が大好きと言ってくれるので、逆に私が日本食を作ってあげることも。ヌーサでは大切な人たちにたくさん出会えました」。
「ヌーサでの暮らしも、サーフィンをしている時間もかけがえのないひととき。ここでの時間を大切にしながら、モデルのお仕事など、様々なことに挑戦してみたいです。サーフィンでは、ハングテンができるようになりたいな」と笑顔で話してくれた。
photography _ Lico Yamaguchi, Yo Tashiro text _ Miri Nobemoto
TAG #ヌーサ#ビーチライフ#山口りこ#素敵なあの人の偏愛事情
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