#モルディブ

  • 【特集:Ocean People】海から始まるストーリー/19_テイガン・ウーラード
  • 2025.07.07

海と繋がり、自分の中の好きや小さなときめき、そしていい波を追い求めてクリエイティブに生きる世界中の人々、“Ocean People”を紹介する連載企画。彼らの人生を変えた1本の波、旅先での偶然な出会い、ライフストーリーをお届けします。

Profile
Teigan Woollard テイガン・ウーラード
西オーストラリア出身。現在はモルディブのリゾートで働きながら、ヨガ、サーフィンのインストラクターとして働いている。

あなたのことについて教えて

生まれも育ちも、西オーストラリアのパース。ここ数年はゴールドコーストに住んでいたけど、今はモルディブのリゾート「カンドゥーマ・フシ」で、サーフィンとヨガのインストラクターをしている。働き始めてからちょうど3ヶ月くらい経ったかな。この仕事を知ったきっかけは、たまたま見つけたオンラインの求人。応募してから6週間後にはもうモルディブにいて、自分でもそのスピード感にビックリ! でも、すべてがスムーズに運んだので、これは“行け”というサインだなと感じた。
サーフィンもヨガも、自分の「好き」を仕事にできていて、毎日が本当に楽しい。特にサーフィンは子どもの頃から大好きで、いつかサーフィンに関わる仕事をしたいと思っていた。数年前からは副業としてレッスンも始めて、少しずつ夢が形になってきた。

サーフィンを始めたきっかけは?

私が育ったパース周辺は波が小さくて、よく南のマーガレットリバーまで通ってた。子供時代は弟と一緒に海に行くのが当たりで、夢中になってサーフィンしていたのを覚えている。これまでいろんな場所を旅してきたけど、西オーストラリアの自然や透き通った海の美しさは特別。そこで育ったことを、今ではとても誇りに思っている。
ゴールドコーストでお気に入りだったポイントは、バーレーヘッズとレインボーベイ。東海岸はサーフカルチャーが発展していて、波のバリエーションも豊富、西とはまた違う魅力がある。波のコンディションによって、ロング、ツイン、ショートを使い分けるのが好きで、ロングはジョシー・プレンダーガスト、ショートはアラナ・ブランチャードのスタイルを参考にしている。

モルディブでの1日の過ごし方を教えて

朝はヨガクラスからスタート。その後はゲストを連れてサーフィンへ。1日に1〜2セッションほどレッスンがあり、日によってはサーフショップの仕事も手伝っている。仕事の日はかなりアクティブに動いているけど、オフの日はたっぷりサーフィンしたり、のんびり過ごして、しっかりリセットするようにしている。
ここモルディブはリーフブレイクのライトハンダーが魅力で、今までサーフィンしてきた中でも一番のお気に入り。次に行ってみたい場所は、スリランカとインドネシアのスンバ島。

あなたにとって「海」とは?

一言でいうと、“ホーム”。海のそばで育ったから、思い出や特別な瞬間には、いつも海があった。サーフィンしているときが、一番自分らしくいられる。海は、自分の一部みたいなもの。

あなたの生活に欠かせない3つのものは?

サーフボード、ヨガマット、そして大好物のピーナッツバター!

今後の夢や目標は?

今の暮らしが、まさにずっと描いていたライフスタイル。自分の「好き」を大切にしながら、心地よいエネルギーに囲まれて、海のそばで生きていけたら。それがこれからもずっと続いてくれたらいいなと思っている。

photography_Jinu Watey & Jordy Wydra

text:Miki Takatori
20代前半でサーフィンに出合い、オーストラリアに移住。世界中のサーフタウンを旅し現在はバリをベースに1日の大半を海で過ごしながら翻訳、ライター、クリエイターとして多岐にわたって活動中。Instagram

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