現代の忙しい生活の中で、心身のバランスを保つことは非常に重要。アーティストとして活躍するmoriharuさんは、重度のヘルニアを経験したことをきっかけに、自分を整えるための習慣を見直しました。
今回ご紹介するのは、moriharuさんが大切にしている3つのルーティーン。朝と夜のヨガやストレッチ、旬のものを食べること、そして日記&読書タイム。これらの習慣が彼女の生活にどのような変化をもらたしているのでしょうか。
Profile
森 温 - moriharu -
1982年兵庫県生まれ。イラストレーター、シルクスクリーン作家。2021年に種子島へ移住。自然に囲まれた暮らしや、サーフィンからインスピレーションを受けて表現をし続けている。最近はサーフボードに描いたり、漂着ごみをモチーフにするなど、形にとらわれないアートを制作。
重度のヘルニアを経験したことで、体のメンテナンスの大切さを痛感しました。アート制作に夢中で姿勢が悪かったことが原因かもしれません。それ以来、朝と夜にヨガやストレッチは欠かしません。
ヨガはマインドフルネスとストレッチを両方実現できるので大好き。愛猫のトムに私の動きを観察されながら、mariko先生のYouTubeチャンネルを見て行っています。
種子島には外食できるスポットが少ないため、自然と自炊が習慣となりました。近所の物産店で旬の食材を購入し、それを中心に料理しています。旬の食材はエネルギーが豊富で、素材の旨みや甘みが楽しめるため、シンプルな味付けで十分です。
私のナイトルーティーンは寝る前に日記を書くことと読書です。日記は中学生の頃から続けており、田舎で一人暮らしをしている現在、メンタルを整えるためにも大切な時間となっています。
日記を書くことで考えや気持ちが整理され、心の中をつぶやく良い機会となります。また、読書も大好きで、母のおすすめをよく聞いています。今は江戸時代の時代劇ものを読んでいます。
「SALT…Magazine #01」 ¥3,300
本誌ではmoriharuさんが種子島へ移住したエピソードも掲載!
他にも観光ファーストではない、レスポンシブル・ツーリズムとリジェネラティブ・ツーリズムの考え方を、トータル48ページにわたって特集しています。
ぜひチェックしてみてください!
photography _ Yusuke Matsuo composition _ Ayaka Takaura
Profile
森 温 - moriharu -
1982年兵庫県生まれ。イラストレーター、シルクスクリーン作家。2021年に種子島へ移住。自然に囲まれた暮らしや、サーフィンからインスピレーションを受けて表現をし続けている。最近はサーフボードに描いたり、漂着ごみをモチーフにするなど、形にとらわれないアートを制作。
移住前は、海や風景など目に見えるものを描くことが多かったアーティストのmoriharuさん。しかし、種子島での生活を始めると、彼女のアートは「目には見えないもの」を表現する方向へと変わった。
移住によって得た新たな視点と、五感で感じた自然の美しさを色や形で表現することへの挑戦が、彼女の作品にどのような影響を与えたのか。
移住前は海や風景など目に見えるものを描くことが多かったmoriharuさん。しかし、島での生活を始めてからは、もっと「目には見えないもの」を表現したいと思うようになったと教えてくれた。
「五感で感じた暖かさや光の煌めき、風や波のざわめき。それを色や形で表現したくなりました。たとえば、台風が来たときの風の境目。
家に打ちつける風の音で体感したのは、来るときと去るときの風向きの違い。去るときの風の方が力強いんです。
それまで風の境目を感じたことがなかったので、とても新鮮でした」
個人でのアート制作も行っているmoriharuさん。最近では、学校の先生をされている男性からボードのオーダーを受けたのだそう。
「どんなアートにするか相談したところ、“ケ・セラ・セラ”を表現したいとのお題がありました。自然の恩恵を感じているという話も聞いたので、ありのままの美しさを思い、神羅万象を描きました。
完成品をお渡ししたときの喜んでくださった顔が忘れられなくて、その方がサーフィンをするたびに私のアートも波に乗っているんだなと嬉しい気持ちになります」
moriharuさんが大切にしているのは、作家の友人の作品。兵庫の篠山で素朴な絵付けをするaikoさんの器はその一つ。
「これに、煮物などを盛り付けて食べると、ほっこりした気持ちがより深まります」
また、徳島のメロウな波模様を表現したTtravisさんのグラスも愛用していると見せてくれた。
「自然に思いを馳せながら、しっぽりとワインや日本酒を飲むのが好きなんです」
自分に合う暮らし方を見つけるには、心の奥から湧き上がる強い願いに気づくことが大切。moriharuさんのように、五感で感じたものを表現することで、自分自身の理想に近づけるかも。
日々の暮らしの中で、大切なものや人との繋がりを見つけ、それを表現することで、新しい道が開けると改めて感じた。
「SALT…Magazine #01」 ¥3,300
本誌ではmoriharuさんが種子島へ移住したエピソードも掲載!
他にも観光ファーストではない、レスポンシブル・ツーリズムとリジェネラティブ・ツーリズムの考え方を、トータル48ページにわたって特集しています。
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photography _ Yusuke Matsuo composition _ Ayaka Takaura
© SALT… Magazine All Rights Reserved.
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