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SALT Magazine - Surf&Beach Life Style Magazine -

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海と共にある暮らしを、新しい価値観でニューノーマル=オルタナティブなライフスタイルを海をフィールドとして、新しい価値観で伝えていくメディアです。

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田岡なつみ、剛壽里と行くサーフィンとリトリートの旅「ROXY & SALT… presents SURF & RETREAT TOUR in Khao Lak」

2024.9.1. by 林芳史

SURF & BEACHLIFE STYLE MAGAZINE「SALT...」は、⼥性のサーフシーンを牽引する世界No.1ブランド「ROXY」と共催し、タイ南部のカオラックで、SURF & RETREAT TOURを開催します。プーケット国際空港から北に約1時間半の場所に位置する⼈気のリゾート地、カオラック。メインのメモリーズビーチはロングボード向けのメローな波で、ウネリに敏感なポイント。レストラン、カフェ、サーフショップ、ワークショップスペースなどが併設され、⼀⽇中ゆっくりと過ごすことができる。ビーチは広く⾃然豊かで、海に沈むサンセットは息を呑むほどの美しさ。今回のツアーはこのメモリーズビーチを舞台に開催します。

オン・ザ・ビーチのホテル「アプサラリゾート」にステイし、モーニングヨガから⼀⽇がスタート。同⾏する⽥岡なつみプロと一緒に海に入り、SUP、スパ、ショッピング、タイ料理などを楽しみながら、ヨガインストラクターの剛壽⾥さんによるリトリートプログラムを実践していきます。⼤⾃然に抱かれながら、サーフィンとリトリートを楽しむ4泊5⽇の旅。「ROXY」と「SALT...」が、⼀⽣忘れられない思い出を約束します。


リトリートのテーマは、Find your “JOY”

私たち⼈間は、誰もが幸せになりたいと思って⽣きています。幸せになるために⼀⽣懸命働き、幸せになるために好きな物を買い、幸せになるために⾃分磨きをする。たまに幸せを追い求めすぎ、⾃分を⾒失ってしまうことも……。⽇本語で⾔う幸せには少なくとも2種類あり、英語で表現すると「HAPPINESS 」と「JOY」。

「HAPPINESS 」は外的要因が満たされている状態で、健康や仕事、キャリア、家族・友⼈・恋⼈との関係など、様々なものに影響されます。⼀⽅「JOY」は、私たちの内側から湧き出す“喜び”で、シンプルにその瞬間に感じる幸せな感情のこと。JOYは私たちが歩む⼈⽣にたくさん散らばっているのに、HAPPINESSを追い求めるあまり、⾒えていないのかも知れない。

今回のリトリートでは、あなたの中にあるJOYをたくさん⾒つけていきます。⼼が喜ぶことを意識してJOYが満たされると、本当に幸せな⾃分に出会えるはず。Letʼs go on the journey to “JOY” !


ツアーに同行するのはこのふたり

⽥岡なつみ(Natsumi Taoka)

12歳から本格的にサーフィンを始め、16歳でプロデビュー。2017年、ʼ18年、ʼ21年にJPSAロングボード⼥⼦でグランドチャンピオンを獲得。現在は世界No.1を⽬指して世界中を転戦している。環境問題にも深い関⼼を持っており、サーフライダーファウンデーションのアンバサダーも務めている。@natsumi_taoka

剛壽⾥(Juri Ko)

東京で⽣まれ育ち、16歳の時に渡⽶。⼤学在学中、カリフォルニアでヨガと出合い、その後移住したハワイでヨガインストラクターとして活動を始める2019年4⽉、⾃⾝がオーナーを務める「IGNITE YOGA STUDIO」を原宿にオープン。現在は⽇本とハワイの2拠点をベースに活動を続けている。@jurikooo

旅程スケジュール

【DAY 1】
09:15 羽田空港発 ※関空、福岡発も選択可能です。詳細は最下部を参照ください
19:20 プーケット国際航空到着
22:00 ホテル到着&チェックイン
食事 / 朝:×  昼:× 夜:軽食

【DAY 2】
06:00 モーニングヨガ
07:00 朝⾷(プレート)
08:30 サーフセッション
17:00 サンセットヨガ
18:00 ウェルカムパーティ
19:30 リトリートプログラム
食事 / 朝:○ 昼:× 夜:○

【DAY 3】
06:30 モーニングヨガ
07:30 朝⾷(ビュッフェ)
09:00 サーフセッション
11:00 フリータイム ※オプションでパンガ湾ツアー
18:30 カオラックタウンへ ※希望者のみ
食事 / 朝:○ 昼:× 夜:×

【DAY 4】
06:30 モーニングヨガ
07:30 朝⾷(ビュッフェ)
09:00 サーフセッション
11:00 フリータイム
18:00 フェアウェルパーティ(BBQ)
食事 / 朝:○  昼:× 夜:○

【DAY 5】
早朝 チェックアウト
10:05 プーケット国際航空発
21:40 羽田空港到着
食事 / 朝:×  昼:× 夜:×

※スケジュールは、天候、波の状況によって変更する場合があります
※フリータイムの時間、田岡なつみプロはサーフィンをする予定です。一緒に海に入り、ワンポイントアドバイスを受けることもできます
※リトリートプログラムやジャーナリングは毎⽇実施する予定です
遠浅でメローなビーチブレイクでサーフィン
波⾳を聞きながら⾏うヨガで1⽇が始まる
アフターサーフはプールでリラックス
ホテルの横を流れる川でSUPクルージング
ミニチュアサーフボード作りに挑戦
疲れた身体をタイマッサージでリフレッシュ
オン・ザ・ビーチでムエタイを体験!
レストランで本場のタイ料理に⾆⿎
パンガー湾を巡るボートツアーは一生の思い出
カオラックの街でお土産探し

ツアー概要

タイトル:ROXY & SALT... presents SURF & RETREAT TOUR collaborate with Active by Nature
開催期間:2024年10⽉25⽇〜29⽇(4泊5⽇)
開催場所:タイ・カオラック
宿泊場所:APSARA Beachfront Resort and Villa
参加人数:⼥性限定30名(予定) ※一般の参加者のほか、ROXY girls、キャンペーン当選者の方などが参加予定
テーマ:わたしの“JOY”を⾒つける旅
同⾏者:⽥岡なつみ(プロロングボーダー)、剛壽⾥(ヨガインストラクター)
ツアー内容:サーフセッション、リトリートプログラム(ヨガ、ジャーナリング、マインドフルネス)、その他(パンガ湾ツアー/SUP/ワークショップ/マッサージ/スパ/ショッピング/グルメ/ムエタイ体験/エレファントライド)
主催:STワールド
企画:サイドシックス(SALT... magazine)、ボードラダーズジャパン(ROXY)
後援:タイ国政府観光公庁、アプサラビーチフロントリゾート&ヴィラ、カオラック・ローカルサーファー、Active Asia Thailand

ツアー料金
250,000円(税込)

※別途以下の料金がかかります
・出発地空港税:3,010円
・国際観光旅客税:1,000円
・現地税:4,500円
・タイ出国税:2,800円
・シンガポール空港税:1,700円(シンガポールに立ち寄る場合は5,700円加算)

※ツアー料金に含まれるもの
・日本〜タイ・プーケット往復航空券
・4日間の宿泊費(相部屋になります)
・サーフボード1枚(ロングボード可)機内預かり
・空港〜ホテルの送迎
・ホテル〜カオラック市街の送迎(1回)
・朝食3回、夕食2回、軽食1回

・※ツアー料金に含まれないもの
・パンガ湾クルージングツアー(約2時間)7,700円(最小遂行人数10名。10名に達しない場合中止となりますので予めご了承ください)
・サーフボードレンタル代 1,000円〜3,000円/1日

アンダマン海の目の前に佇む「アプサラ ビーチフロント リゾート&ヴィラ」。広大な敷地内には伝統料理が楽しめるレストラン、美しいサンセットを臨むバー、インフィニティプール、スパ、ジムなどが完備。一日ゆっくりと過ごすことができる

ホテルから1時間ほどの場所にあるパンガー湾。大小約160の島々が浮かび、海上に突き出た奇岩や洞窟を見ることができる。マングローブを抜けた先にあるのは、一番人気のジェームズ・ボンド島(カオ・タプー)。その名の通り、映画『007/黄金銃を持つ男』のロケが行われた場所で、珍しい景観が楽しめる。※こちらはオプションのツアーとなります。最小遂行人数10名に達しない場合、中止となりますので予めご了承下さい。WOCO Exclusive Crusie、所要時間4時間(内送迎2時間)、送迎付き、スナック&ドリンク付き ¥7,700円

◆注意事項◆
※女性限定のツアーとなります
※未成年者の場合は、親の同意が必要となります
※ツアーはプーケット国際空港集合・解散になります
※サーフィン未経験者の方はご遠慮ください
※田岡なつみプロのレッスンはありませんが、ワンポイントアドバイスは行います

募集期間:9月15日まで ※定員になり次第終了となります

◆問い合わせ先
◎ツアーに関するお問い合わせと申し込み
STワールド マリンスポーツファクトリー
050-5530-6743(11:00〜19:00)/公式サイト
※関空、福岡の発着も可能です。ご希望の方は上記公式サイトの「予約・お問い合わせから」お問い合わせください

◎ツアーの内容に関するお問い合わせ
SALT...編集部 info@salt-mag.jp

ツアーに申込む

Filed Under: NEWS 関連タグ:NEWS, ROXY, SURF & RETREAT TOUR, カオラック, 剛壽⾥, 田岡なつみ

【特集:Ocean People】海から始まるストーリー/37_ベン・ルース

2026.7.29. by 林芳史

海と繋がり、自分の中の好きや小さなときめき、そしていい波を追い求めてクリエイティブに生きる世界中の人々、“Ocean People”を紹介する連載企画。彼らの人生を変えた1本の波、旅先での偶然な出会い、ライフストーリーをお届けします。

Profile
Ben Roose ベン・ルース
ベルギー生まれ。24歳でインドネシアを訪れたことをきっかけにサーフィンと出合い、人生が大きく変わる。その後、父との別れや事業の失敗など人生のどん底を経験するも、メンタワイ諸島へ移住。ジャングルを自ら切り拓き、手づくりでサーフキャンプ「Driftwood」を築き上げた。

あなたのことについて教えて

生まれ育ちはベルギー。自然はそれほど多くなく、海岸線もほんのわずかしかない国。サーフィンはできるけれど、水は驚くほど冷たい。もともとはスノーボードばかりしていて、世界中の冬を追いかけるように旅をしていた。24歳の頃、友人に「インドネシアへ行こう」と誘われて、軽い気持ちでサーフィンを始めてみた。ところが、一度波に乗ったら完全に夢中になってしまい、気づけばスノーボードよりサーフィンをしている時間のほうがずっと長くなっていた。
決して早いスタートではなかったけれど、人生を変えるには十分だったと思う。海に入ると、自然との距離がぐっと近くなる。サーフィンのおかげで出会えた人も、経験も、そのすべてが今の僕をつくってくれたと思う。

メンタワイとの出合い

インドネシアへ来る数年前、スイスの山で小さなフードトラックを始めた。仕事は楽しかった。でも心のどこかでは、「もっと違う人生があるはずだ」と感じていた。二度目にインドネシアを訪れたとき、いろいろな島を巡りながら、「いつか自分の居場所をつくりたい」とぼんやり考えるようになっていた。ただ、その頃は夢を実現できるようなお金なんてなかった。
そんなとき、友人から「メンタワイへ行ってみたら?」と勧められた。正直、それまでメンタワイ諸島のことはほとんど知らなかった。でも、たった5日間滞在しただけで心を奪われてしまった。道路もない、電気もほとんどない。あるのは、手つかずの自然だけ。西洋社会の慌ただしさの中で生きてきた僕にとって、その場所はまるで時間が止まったような世界だった。
そこで出会ったのが、エルサという女性だ。彼女は長年この地域でローカルマネージャーを務めながら、小さなホームステイを営んでいた。僕は彼女に、「お金を貯めて必ず戻ってくる。一緒に何かをつくろう」と伝え、メンタワイをあとにした。

人生のどん底とメンタワイ

今振り返ると、あの頃は人生でいちばん苦しい時期だった。父を自殺で亡くし、ビジネスにも失敗して、本当にどん底だった。そんな壊れかけた状態で、僕はメンタワイを訪れた。その後、ノルウェーでフードトラック事業をもう一度始めようとしたけれど、待っていたのは寒さと孤独、そして失敗の連続だった。ようやく営業できる場所を見つけたと思ったら、除雪車にトラックをぶつけられてしまった。それまで持っていたお金も時間も、すべてをつぎ込んでいたから、本当に何も残らなかった。そのとき思ったんだ。「もういい。持っているものを全部売って、メンタワイへ移住しよう」と。
もちろん怖かった。でも、不思議とそれ以上にワクワクしていた。そして2019年2月、僕は一人でメンタワイへ戻った。

Driftwoodの始まり

島に到着し、すぐにエルサと再会した。彼女は本当に働き者で、頭の回転も速い。二人で「とりあえず何かやってみよう」と話しながら、少しずつ計画を立て始めた。最初に6000ユーロでボートを2隻購入した。あれが人生でいちばん大きな買い物だったかもしれない。当初予定していた土地は使えなくなってしまったけれど、別の家族が所有する美しい土地を紹介してもらえた。そこにはヤシの木が生い茂り、目の前には完璧なレフトブレイクがあった。
以前、同じ夢を抱いていた誰かが建設を始めたものの、途中で放棄した場所だったらしい。ジャングルの中には、バンガローやヨガシャラの基礎だけが残り、すべてが緑に飲み込まれていた。その景色を目の前にした瞬間、「ここが自分の未来になるかもしれない」と感じた。

作ることは、生きることだった

正直なところ、「サーフリゾートをつくろう」なんて大それたことを考えていたわけじゃなかった。毎日、目の前にある問題をひとつずつ解決していくだけだった。
今日はココナッツを探そう。
今日は流木を集めよう。
今日は何とか小道をつくろう。
そんな毎日の繰り返しだった。
仕事というより、子どもの頃の遊びに近かったのかもしれない。気がつけば、人生で初めて、もう一度"遊べる"自分になっていた。
メンタワイでは、それまでのように何かから逃げ続けることはできない。島では日常から切り離され、サーフィン以外にできることもあまりない。建設作業の合間には毎日のように波に乗り、自然の中で過ごしていると、それまで心の奥に押し込めていた悲しみや苦しみが、少しずつ溶けていくのを感じた。メンタワイは、僕が抱えていた痛みを静かに受け止め、癒やしてくれた場所だった。

自然と共に生きるということ

メンタワイの人たちは、自然と完全に共存して暮らしている。家はサンゴや木材で作られていて、柱にはマングローブの木を使う。木は一度海水に浸けてから樹皮を剥がすことで、美しい柱へと生まれ変わる。彼らにとって自然は「資源」ではない。「共に生きる存在」なのだ。
メンタワイへ来て3〜4カ月が経った頃、ようやく宿らしい形が見えてきた。下に2部屋、上に1部屋。本当にシンプルな建物だった。あの頃は何ヶ月も島を離れられず、髭も伸び放題。まるで映画『キャスト・アウェイ』のトム・ハンクスみたいな姿になっていた。その頃には、資金もほとんど底をついていた。持っていたお金はすべてボートと建設費に消え、この宿が成功する保証なんてどこにもなかった。
「どうやってお客さんに来てもらえばいいんだろう」そんなことばかり考えながら、ある日バリへ向かった。夕暮れどき、チャングー近くのビーチを歩いていると、ポケットの中で携帯電話が震えた。メールを開くと、そこには予約の知らせが届いていた。
「最初のお客さんが来る」その文字を見た瞬間、自分でも信じられなかった。そこから、少しずつ宿は動き始めた。当時の自分は、宿の経営なんて何も分かっていなかった。部屋はシンプル、食事もシンプル。電気が使えるのは、夜に発電機を回している時間だけ。もちろんWi-Fiもない。毎日のように失敗ばかりしていた。それでも不思議なことに、少しずつ前へ進んでいった。
エルサは親族をスタッフとして迎え入れ、その頃から一緒に働き始めたメンバーは、今でも変わらずここにいる。みんなで手探りでお客さんを迎え、ボートを出し、試行錯誤を繰り返す。毎日が本当に楽しかった。そして8ヶ月ほどが過ぎ、「これからだ」と思ったタイミングで、世界はパンデミックに飲み込まれた。でも今になって振り返ると、それも悪いことばかりではなかったのかもしれない。僕たちは一度も宿を閉めなかったし、スタッフを解雇することもなかった。みんなの仕事を守りながら、その間も少しずつ建設を続けていった。

今では世界中のサーファーが知っている「Driftwood」。ここまで広がった理由は何だと思う?

最初は口コミで少しずつお客さんが来てくれて、あとはウェブサイトで広告を出していたくらいだった。でも、一番大きな転機になったのはコロナ禍だった。当時、Instagramのフォロワーは700〜800人ほど。そこで「サーフトリップが当たるプレゼント企画」を投稿した。今では珍しくない企画だけれど、当時はまだほとんど誰もやっていなかった。それに、タイミングも完璧だった。世界中がロックダウンしていて、誰もサーフィンへ行けない時期だったから、その投稿は一気に拡散された。
人生で初めて、「バズる」という経験をした。夜に投稿して眠り、翌朝起きたら通知が止まらなくなっていたんだ。あとで聞いた話だけれど、当時パタゴニアで働いていた友人が、「あの投稿について社内でミーティングまでしていたよ」と教えてくれた(笑)。
「どうしてこんなに伸びたんだろう。このマーケティングは面白いね」って話題になっていたらしい。でも僕からすれば、自分の部屋でいつも通り投稿しただけだった。もちろん、フォロワーが増えたからといって、急に予約でいっぱいになったわけではない。でも、あの出来事をきっかけに、自分たちは「メンタワイという場所の魅力を伝える発信者」になれた気がしている。
正直、この場所は大きなお金を生むビジネスではない。運営コストもとても高い。だから利益を追い求めるというより、稼いだお金のほとんどを宿やスタッフ、そして島へ還元してきた。そのほうが、この場所はもっと面白くなると思っているから。

Driftwoodの今後

ようやく、Driftwoodはすべてが安定してきた。素晴らしいスタッフがいて、信頼できるパートナーがいて、無理なく回るようになった。だから、これ以上大きくしたいとは思っていない。他のリゾートのように20人、30人、40人と泊まれる場所にするつもりはない。これからも12人くらいの、小さな宿であり続けたいと思っている。その代わり、「もっと人数を増やそう」ではなく、「もっと体験を豊かにしよう」という方向へ進んでいきたい。
例えばジェットスキーを導入したり、スピアフィッシングへ出かけたり、スタッフと一緒にBBQをしたり、近くの島へ遊びに行ったり。そういう時間こそ、人の心に深く残るものだと思う。もちろん、素晴らしい波は忘れられない。でも、本当に記憶に残るのは、現地の人たちと笑いながら魚を焼いた夜だったり、みんなで何気なく過ごした時間だったりするんじゃないかな。
だから僕たちは、ただサーフィンをする場所ではなく、メンタワイの文化や暮らし、人とのつながりまで体験できる場所でありたいと思っている。

メンタワイで学んだ「豊かさ」の意味

ある日、海がもう少し見えるようにしたくて、ヤシの木の枝を少し切ったことがあった。すると、その木の持ち主が本気で怒った。最初は、なぜそこまで怒るのか理解できなかった。でも、あとになってようやく分かった。彼にとってその木は、単なる所有物ではなく、家族のような存在だったんだ。本当に申し訳なくて、サーフボードを渡して謝ろうとしたくらいだった。みんなで集まり、何度も話し合いを重ねた。
メンタワイには昔から受け継がれてきたルールがある。夫婦のこと、土地のこと、家のこと。そして自然との向き合い方にも、この島ならではの決まりがある。木もまた、一つの命として大切にされている。その価値観に触れたとき、自分たちがどれほど自然から離れた暮らしをしてきたのかを思い知らされた。
コロナ禍には、ボートのエンジンが故障して、真っ暗な海を何時間も漂流したこともある。ようやく陸へたどり着き、その日は現地の家族の家に泊めてもらった。その夜、エルサがぽつりとこう言った。
「いつかヨーロッパへ行って、雪を見てみたいの。それがずっと夢なのよ」
その言葉を聞いた瞬間、ハッとした。世界中の人たちは、何十万円もかけてメンタワイへやって来る。誰かにとっては、一生に一度は訪れたいサーフィンの聖地。でも、その土地に暮らす人たちは、外の世界に憧れている。人はみんな、自分が持っていないものを求める。だけど、本当に多くの人が人生をかけて探している豊かさは、実は彼らが当たり前のように持っているものなのかもしれない。ここへ来る人たちは、仕事も悩みも、すべて置いてくる。ただ波に乗って、ただ遊んで、ただ自然の中で過ごす。お店もない。ショッピングモールもない。レストランもほとんどない。だからこそ、人生で初めて「何もしない時間」を過ごせる。自然には、人を"今、この瞬間"へと連れ戻してくれる力があるのだと思う。

あなたが夢中になれるもの、心がときめく3つの瞬間

1つ目は、コミュニティ。どんなにつらい状況でも、大切な仲間がいれば、人は乗り越えていける。
2つ目は、自然とのつながり。自然の中にいると、自分もその一部なんだと実感できる。
そして3つ目は、健康。身体だけではなく、心も健康であること。この3つがそろったとき、人は本当の意味で幸せになれるんじゃないかな。

これからの夢

Driftwoodは、僕にとってお金を稼ぐためのビジネスではなかった。安心して生きられる場所をつくり、自由を手に入れるための土台だった。ようやくその土台ができた今、一つの章が終わろうとしているような気がしている。だから次の人生では、もっとクリエイティブなことをやってみたい。
音楽をつくることかもしれない。人に新しい体験を届けることかもしれない。生まれたときよりも、世界をほんの少しだけ良くして去っていけたら、それだけで十分だと思っている。

新しいことに挑戦したい人へ

失敗することよりも、何もしないまま人生を終えることのほうが、僕はずっと怖い。それは、ずっと変わらない信念だ。失敗してもいい、何度どん底を経験してもいい。挑戦した結果が成功でも失敗でも、その経験は必ず人生の財産になる。
僕たちは、おそらく一度しか人生を生きられない。だからこそ、怖くても飛び込んでみる価値がある。いつか振り返ったとき、「あの挑戦をしてよかった」と思える人生のほうが、きっと素敵だから。

Ocean People Archive

text:Miki Takatori
20代前半でサーフィンに出合い、オーストラリアに移住。世界中のサーフタウンを旅し現在はバリをベースに1日の大半を海で過ごしながら翻訳、ライター、クリエイターとして多岐にわたって活動中。Instagram

Filed Under: LIFESTYLE 関連タグ:Ben Roose, Driftwood, Ocean People, ビーチライフ, ベン・ルース, メンタワイ, 連載

【特集:Ocean People】海から始まるストーリー/36_エラ・テイラー

2026.7.10. by 林芳史

海と繋がり、自分の中の好きや小さなときめき、そしていい波を追い求めてクリエイティブに生きる世界中の人々、“Ocean People”を紹介する連載企画。彼らの人生を変えた1本の波、旅先での偶然な出会い、ライフストーリーをお届けします。

Profile
Ella Taylor エラ・テイラー
オーストラリア出身のフォトグラファー、デザイナー、そして『Lacking Representation』創設者。サーフィンとクリエイティブカルチャーを軸に、ローカルコミュニティの物語やクリエイターの声を、紙媒体を通して発信している。

あなたのことについて教えて

生まれ育ちはオーストラリア、メルボルンから車で約1時間半の場所にあるモーニントン半島。海に囲まれた場所で育ち、幼い頃から海で過ごすことが日常だった。6歳の頃からサーフィンとサーフライフセービングを始め、10代半ばまでは一日の大半をそれに費やしていた。
高校に入る前後、14歳くらいのときに初めてカメラを手にし、写真に夢中になった。もともと海が大好きだったから、サーフィンの写真を撮ったり、ブランドの撮影をしたりすることに強く惹かれ、今振り返ると、その頃がすべての始まりだったように思う。そこから自然とデザインにも興味を持つようになり、写真とデザインはどちらも高校時代に育まれたパッション。当時は「いつかニューヨークの大きなクリエイティブスタジオで働きたい」という夢を持っていて、10代の私にとって、それはとてもワクワクする未来だったわ。
それともうひとつ、子どもの頃から大きな情熱を注いでいたのがスキー。18歳でデザインを学び始めたものの、「少し学校から離れてみたい」と思い、スキーシーズンを過ごすことを決めた。オーストラリアのジンダバインとカナダを行き来しながら、スキーインストラクターとして6シーズン連続で働き、その間もずっと写真を撮り続けていた。少しずつ小さな仕事を受けるようになり、写真の仕事が形になり始めたわ。
2020年、最後のシーズンでアキレス腱を断裂してしまい、それをきっかけにスキーを続けることができなくなった。でも今振り返ると、そのケガは人生の大きな転機だったと思う。リハビリとして再開したのがサーフィンだった。走ることはできなかったから、「それなら海に戻ってパドルしよう」と思ったの。
再び海に入るようになったとき、「なんでここ数年、こんなにサーフィンから離れていたんだろう」と気づいた。大学に通っていた頃は、授業中もずっと波情報やライブカメラをチェックしていて、「あと何分でこの授業から抜け出せるだろう」なんて考えていたくらい。よく「ちょっと用事があるので」と言って授業を早退し、そのまま車を飛ばして海へ向かっていたわ。
ショートボードもロングボードも経験したけれど、今のパートナーに出会ってからは、ロングボード特有の流れるような動きや感覚に惹かれるようになった。ありきたりな表現かもしれないけれど、私にとってロングボードはまるでダンスのようなもの。海の上でただ自分自身と向き合い、その瞬間に身を委ねることができる。日々の暮らしの中で、自分を整え、心を落ち着かせるための、とても神聖な時間だわ。
そんな形でサーフィンとデザインが私の人生の中心になっていった。もともと出版や雑誌の世界が好きだったこともあり、「サーフィン、写真、デザインという自分の好きなものを、どうすればひとつの形にできるだろう」とずっと考えていた。そして大学最後の年だった2023年に、『Lacking Representation』を立ち上げた。

『Lacking Representation』について

『Lacking Representation』を立ち上げたとき、掲載する内容に対して最初から強い意図を持っていた。私は男兄弟が二人いる環境で育ち、子どもの頃はサーフィン仲間も男友達が多かった。数年間スキーに打ち込んだ後、17〜18歳頃に一度海から離れ、22〜23歳で地元のポイントへ戻ってきたんだけど、そこでコミュニティの雰囲気が大きく変わっていることに気づいた。
アキレス腱の大ケガから復帰したばかりの頃、ある男性サーファーがパドルして近づいてきて、「何をしているかわからないなら、ショルダーにいた方がいいよ」と言われた。私は「今リハビリ中で、ここはローカルスポットだから、自分で判断できるわ。ありがとう」と返した。でも海から上がったあと、「今のは何だったんだろう」とずっと考えていた。それまで人生でずっと居心地の良かったホームブレイクで、初めて男女の間にある微妙な緊張感のようなものを感じた瞬間だった。誰かと衝突したかったわけでも、声を荒らげたかったわけでもない。ただ純粋に、何が起きているのかを感じていた。そして、その観察が『Lacking Representation』の出発点になった。
地元には素晴らしい人たちがたくさんいるのに、誰もお互いを称えたり紹介したりしていない。特に私が身を置くクリエイティブコミュニティには、もっと光を当てるべき人たちがたくさんいるのに、それを十分に表現できる場所がない。若い女の子たちがコミュニティに入ってきても、身近にロールモデルが見当たらない。さらに、地元のクリエイターたちを紹介する場もほとんどなかった。
当初は本当にローカルなプロジェクトのつもりだった。まさかオーストラリア各地や海外にまで広がるなんて、思ってもいなかったわ。私が伝えたかったのは、「女性対男性」という単純な対立ではなく、「私たちはみんな同じ海を共有しているのだから、もう少しお互いにリスペクトを持てないだろうか」ということ。それが創刊号の大きなテーマになった。
創刊号では、男性2人と女性3人にインタビューし、全員に同じ質問を投げかけた。それぞれ異なる分野で活動していたから、返ってくる答えもまったく違っていた。完成した誌面を読み返してみると、みんな似たような経験をしているのに、その解釈や感じ方は驚くほど異なっていたわ。特に印象的だったのは男性たちの意見。彼らは決して「女性が邪魔だ」とか「能力が足りない」と言っていたわけではない。ただ、海の中で感じる女性たちの振る舞いや距離感について率直に語っていて、その視点は読者にとってもとても興味深いものだった。そうした対話を通して、『Lacking Representation』は単なる問題提起ではなく、さまざまな立場の声を届けるプラットフォームへと変化していった。
今振り返ると、創刊号には当時の私自身の感情も強く反映されていたわ。怪我からの回復途中だったこともあり、少し苛立ちもあったし、若さゆえのエネルギーもあった。言葉の選び方や表現には、良い意味で生々しさがあり、率直な感情がそのまま表れていたと思う。だからこそ第2号では、「祝福」と「コミュニティ」をテーマにした。誰かを批判するのではなく、人々を称え、つなげるための場をつくりたかった。次号では、オーストラリアのサーフィンシーンを代表するブランド「ATMOSEA」が加わり、プロジェクトは一気に大きく動き始めたわ。

ほとんどのものがデジタルに移行し、出版業界が静かになっていく現代。そんな中で雑誌を作ることに対しての想いは

感じているのは「不安」というより、むしろ「寂しさ」に近い感覚。出版物には、たくさんの愛情や情熱、そして“ゆっくりと向き合う時間”が込められている。それは雑誌を作ることだけではない。スマートフォンのメモやGoogleカレンダーではなく、紙やノートにやるべきことを書き出すことも同じだと思う。私は出版という文化の居場所を守り続けたいし、「私たちはまだここにいる」ということを伝えられる存在でありたい。コーヒーを片手に、5分だけでも座ってページをめくる。スクロールする必要はない。そんな時間の価値を忘れてほしくない。
私自身、仕事では毎日のようにコンピューターに向かっている。デザインの仕事をしているから、ほぼ一日中画面を見ていると言ってもいいくらい。今ではAIがブランドを作り、文章を書き、本まで作る時代になった。でも私は、「それは違う」と感じている。だからこそ、実は今は出版にとって面白い時代でもあると思う。人はいつだって、自分が失いつつあるものを求めるものだから。デジタルが当たり前になった今だからこそ、人々は紙が持つ温度や、手に取るという体験を改めて求めはじめている。本当は、近所の書店や商店に立ち寄って、本や雑誌を一冊手に取り、ただページをめくるだけでもいい。そんなシンプルな喜びを、もう一度思い出してほしいわ。

海、自然との関係を言葉で表すなら?

自然は、いつもさまざまな形で寄り添ってくれる存在。山も海も、私にとってはとても大きな存在で、真っ先に思い浮かぶ言葉は「力強さ」。山へ行くと、まるで大きな何かに抱きしめられているような感覚になる。「おかえり」と迎え入れてもらえるような安心感がある。でも海は少し違う。つらい一週間を過ごした後や、長い一日の終わりに海へ飛び込むと、一瞬ですべてがリセットされるわ。
子どもの頃、私は偏頭痛に悩まされていて、吐き気を抑えるために自分自身へ声をかけながら乗り越えなければならなかった。そんな時、よく「今、自分が本当にリセットされて、心から楽になれる場所はどこだろう」と考えていた。
いつも浮かんでくるのは、海の中へ潜っていく自分の姿だった。水中の静けさに包まれ、頭の中まですっと静まっていくような感覚。ストレスを感じた時も、悲しい時も、私は自然と海へ向かう。もし海や山が近くになければ、雨の中にただ立っているだけでもいい。それくらい自然は、私の暮らしに欠かせない存在だわ。

あなたが夢中になれるもの、心がときめく4つの瞬間

1つ目は、真冬に暖炉の前で過ごす時間。赤ワインを片手にゆっくり夜を過ごしたり、朝ならコーヒーや紅茶を飲みながら、お香を焚いてお気に入りの本や雑誌をめくったりする時間。
2つ目は、空港でこれから飛行機に乗る瞬間。ゲートへ向かうあの高揚感が大好き! これから先の数か月がどうなるのかはまったくわからない。でも、その未知の未来にすごくワクワクしている。旅に出る時って、どんな自分にだってなれる気がするわ。
3つ目は、日の出のサーフィン。少し肌寒く澄んだ朝、海の上で朝日が昇ってくるのを眺めながら波を待っている時間。まだ一日も始まっていないのに、もうこんなにも自分のための時間を過ごせたという満たされた気持ちになれる。
最後はスキー。山の頂上に立ち、一気に滑り降りるあの感覚。ものすごいスピードで風を切りながら滑っていると、頭の中が完全にクリアになる。

これから何か新しいことを始めたい人にアドバイスをするなら?

とにかくやってみること。飛行機に乗って、ずっと行きたかった場所へ行ってみる。アイデアを書き出して行動に移す。とにかく動いてみること。
振り返ってみると、私は20代でたくさんのリスクを取ってきた。18歳で海外へ移住した時も、「じゃあ行ってくるね」くらいの感覚で飛び出して、迷いはなかった。大学の専攻も3〜4回変えた。その時々で本当にやりたいと思うことがあったから、とりあえず行動に移してきたわ。
もちろん、誰もがそういうタイプではないし、そんなふうに簡単にはできないという人にもたくさん会ってきた。それもよく理解できる。でも、自分が何かを信じていて、自分自身を信じているなら、その想いを聞きたい人や見たい人、きっと同じことを考えていたり、それを必要としていたりする人がいる。
そして、人の意見に振り回されすぎないこと。20人に聞いて20通りの意見を集める必要はないわ。信頼できる少数の人たちを大切にしながら、最後は自分自身を信じて前に進む。それが一番大切なことだと思う。

今後の夢と目標

今、一番力を入れているのは、自分のデザインビジネス。最初は、フリーランスとして楽しく仕事ができたらいいな、くらいの気持ちで始めた。どこまで成長するかは流れに任せながら、一方で大きなデザインスタジオで働く機会があれば、それも素敵だなと思っていた。これからはビジネスをさらに成長させ、もっと良いものにしていきたい。いつかスタッフを迎えたり、自分だけのスタジオスペースを持ったりできたらいいなと思っているわ。
そして、もう一つが雑誌。今年、『Lacking Representation』Vol.3をローンチした時、ふと立ち止まって気づいたことがあった。長い間思い描いてきた夢を、今まさに生きている。そんな実感が湧いたの。だから今は、その夢にもっと集中して、さらに育てていきたいという気持ちが強くなった。出版は本当に難しい世界。制作にもお金がかかるし、すべて自費で出版しているから、とても大きなプロジェクトでもある。だからこそ、これから1〜2年の間に何らかの形で発展させていきたい。それがどんな形で実現するのか、自分自身も楽しみにしているわ。

photography_Sara Parker, Abbi Hart

Ocean People Archive

text:Miki Takatori
20代前半でサーフィンに出合い、オーストラリアに移住。世界中のサーフタウンを旅し現在はバリをベースに1日の大半を海で過ごしながら翻訳、ライター、クリエイターとして多岐にわたって活動中。Instagram

Filed Under: LIFESTYLE 関連タグ:Ella Taylor, Lacking Representation, Ocean People, エラ・テイラー, ビーチライフ, 連載

ORION BEER × BILLABONG、3年目となるコラボコレクションが7月7日に発売。愛犬と楽しめるアイテムも新登場

2026.7.7. by 林芳史

沖縄の自然や開放感を象徴するORION BEERと、サーフカルチャーを牽引するBILLABONGによるコラボレーションコレクションが、本日より発売される。
今年で3年目を迎える人気コレクションは、オリオンビールをモチーフにしたグラフィックや、波や島をイメージしたアイランドデザインを取り入れ、沖縄らしいリラックスした空気感を表現。Tシャツやタンクトップをはじめ、水陸両用のSURFFLEXシリーズ、ボードショーツ、ラッシュガード、キャップ、ビーチタオル、バッグなど、夏のビーチライフを彩る全24型をラインナップする。
また今シーズンは、メンズ・ウィメンズに加え、愛犬とリンクコーディネートを楽しめるドッグアイテムも登場! サーフィンやビーチ、アウトドアシーンはもちろん、タウンユースでも活躍するデザインに仕上げられている。

編集部が選ぶアイテム5選

Tシャツから水陸両用ウエア、愛犬と楽しめるアイテムまで揃う全24型。デザイン性と実用性を兼ね備え、ビーチから街まで活躍する編集部おすすめの5アイテムをピックアップ!

ARCH ORION TEE
オリオンビールの缶グラフィックとアーチロゴを配したTシャツ。沖縄の開放感とサーフカルチャーを感じさせる、夏らしい一着 ¥4.950

ORION ARCH TEE
オリオンビールのロゴや缶モチーフを取り入れたデザイン。ショート丈のBABY FITシルエットが、女性らしいラインを美しく引き立てる ¥4.730

ORION RECYCLE ME TANK
リサイクルをテーマにしたグラフィックとロゴを配置したタンクトップ。ラウンドカット仕様でレイヤードにも映え、夏のスタイルを軽やかに演出する ¥4.620

ORION CHARA TEE
クロップド丈のワイドシルエットTシャツ。遊び心のあるグラフィックをあしらい、リラックス感のある着こなしを楽しめる ¥4.950

ORION DOG TANK
サーフボードを抱えたキャラクターが印象的なドッグタンク。愛犬とのリンクコーディネートが楽しめる特別なアイテム ¥4.400


オリオンビール公式通販サイト、ビラボン公式通販サイトで対象商品を購入した先着200名に、オリジナルクージー2個セットをプレゼント!


【取扱店舗】
BOARDRIDERS STORE 大阪
オリオンビール公式通販サイト
オリオンオフィシャルストア 那覇
オリオンオフィシャルストア モトブ
オリオンオフィシャルストア 名護
BILLABONG公式通販サイト
BILLABONG STORE 沖縄ライカム
BILLABONG STORE 湘南
BILLABONG STORE 鎌倉
BOARDRIDERS STORE 川崎
BOARDRIDERS STORE 大阪

Filed Under: NEWS 関連タグ:BILLABONG, ORION BEER, コラボコレクション

Rob MachadoとTaylor Knoxがフィジー・タバルアへ帰還。Vuoriが新作サーフフィルム『Na Lesu』を公開

2026.6.25. by 林芳史

モーメンタム世代を代表する2人のサーファー、ロブ・チャドとテイラー・ノックスを起用した新作ショートフィルム『Na Lesu(ナ・レズ)』が公開。舞台は、彼らにとって特別な意味を持つフィジー・タバルアだ。
タイトルの“Na Lesu”は、フィジー語で“Return(帰還)”を意味する言葉。キャリア初期から幾度となく訪れてきたこの場所へ再び戻ることで、自然や人々、そして自分自身との関係を見つめ直す旅が描かれている。


本作では、世界屈指のライトハンドポイントとして知られるタバルアの波を舞台に、2人の対照的なスタイルが印象的に映し出される。流れるようなラインのロブ・マチャドと、力強く正確なパワーサーフィンを魅せるテイラー・ノックス。それぞれのアプローチが、サーフィンという表現の奥深さと美しさを際立たせている。
1990年代以降のサーフカルチャーに大きな影響を与えてきた2人にとって、タバルアは単なるサーフトリップの目的地ではない。数え切れないセッションと記憶が積み重なる、象徴的な場所である。


本作は、世代を超えて受け継がれるサーフカルチャーと、同じ場所へ戻ることの意味を静かに描き出す。変化し続ける時代のなかで、サーフィンを通じて見えてくる普遍的な価値に目を向けさせてくれる作品だ。
また本作は、Vuoriのブランドフィロソフィーである「The Rise. The Shine.」を体現する映像作品でもある。自然との調和、人とのつながり、そして前向きに生きることの豊かさを映し出し、観る者に新たなインスピレーションを与えてくれる。


about Vuori
カリフォルニア発のパフォーマンスアパレルブランド。フィットネスやヨガ、サーフィンなどアクティブなライフスタイルに寄り添い、機能性と快適性、洗練されたデザインを融合したウェアを展開する。2015年の創業以来、「Built to Move In. Styled for Life.」を掲げ、ワークアウトから日常までシームレスに対応するプロダクトを提案。サステナビリティにも注力し、人と自然、コミュニティの豊かな未来づくりを目指している。

Filed Under: SURF 関連タグ:Na Lesu, Vuori, サーフフィルム, タバルア, テイラー・ノックス, ロブ・マチャド

【特集:Ocean People】海から始まるストーリー/35_ガブリエラ・クリスティーナ

2026.6.24. by 林芳史

海と繋がり、自分の中の好きや小さなときめき、そしていい波を追い求めてクリエイティブに生きる世界中の人々、“Ocean People”を紹介する連載企画。彼らの人生を変えた1本の波、旅先での偶然な出会い、ライフストーリーをお届けします。

Profile
Gabriela Cristina ガブリエラ・クリスティーナ
フロリダ生まれ、ニカラグア在住。ヨガ&スカルプインストラクターとして、「健康とは痩せることではなく、自分の身体を理解すること」をモットーに10年以上指導を続ける。現在はサーフタウンを拠点に、自然とともに生きるライフスタイルを送っている。

あなたのことについて教えて

フロリダ南部で生まれ育ち、現在は夫と保護動物たちとともに、ニカラグア南部のサーフタウンで暮らしている。ジャングルに囲まれた環境で、サーフィンをしたり、文章を書いたり、身体を動かしたり、大切な人たちと時間を過ごしたり。それが今の日常。健康やウェルネスへの情熱は、物心がついた頃からずっとある。
ニカラグアへの移住は、自分たちで選んだというより、この場所に呼ばれたような感覚だった。最初のきっかけは、友人が開催していたヨガリトリート。そこで施設のオーナーと知り合い、「雨季の間、試しに無料で住んでみたら?」と声をかけてもらったの。実際に滞在してみると、波は素晴らしかった。でも周囲にはほとんど何もなく、レストランもなければスーパーまでも1時間。まるで僻地のような場所だった。
その後、ニカラグアのさまざまな場所に滞在しながら友人たちと過ごしていたある日、売りに出ている土地の話になった。値段と場所を聞いた瞬間、「私、この土地を買うわ!」と言って、そのまま購入したの(笑)。もともとは、4か月だけのお試し移住のつもりだった。でも土地を買ったことで戻ってくる理由ができ、今年ついにフロリダの家を手放し、完全移住を決めたの。すべてが自然な流れで動き出し、気づけば人生そのものがニカラグアへ向かっていた。

キャリアのきっかけ

健康やウェルネスへの興味は、ずっと昔からあった。企業向けヨガを中心に週25クラスを担当しながら、サーフ&ヨガリトリートの開催、スタジオの立ち上げ、ティーチャートレーニングなど、形を変えながらキャリアを積み重ねてきた。それでもどこかで、「これが本当にやりたい形ではない」と感じていた。
転機になったのは、昨年メンタワイで経験した突然の病気だった。A型肝炎と診断され、4か月間ほぼ寝たきりの状態が続いた。でも、その時間があったからこそ、自分の中にあった想いがより明確になった。
「どうせベッドから動けないなら、アプリを作ろう」そう思い立ち、長年かけて作り上げてきた独自の“スカルプ”メソッド(筋力トレーニング)をオンラインで世界に届ける準備を始めたの。少しずつ回復しながらクラスの撮影を進め、それが現在のビジネスにつながっている。1年前の自分に「今こうなっているよ」と伝えても、きっと信じなかったと思うわ。
私が今、とくに大切にしているのは、女性の身体に合った健康との向き合い方。単に体重を落としたり痩せたりすることではなく、自分自身の身体やホルモン、筋肉について理解した上で健康と向き合ってほしい。今まで当たり前だと思ってきた知識を一度手放し、一から学び直すことが本当に大切だと思うの。

サーフィンとの出合い

サーフィンを始めたのは約12年前。フロリダ育ちだけれど、フロリダの波は不安定で、サーフカルチャーも独特だった。波を求めるには何時間もクルマを走らせなければならず、良いコンディションを逃せば次のチャンスがいつ来るかも分からない。19歳の頃、カリフォルニアに滞在していた時に友人に連れられて海へ行き、本格的にサーフィンにのめり込んだ。そこからは“サーフィンをするための旅”が始まった。フィジー、ハワイ、バリ、プエルトリコ。波を求めて世界中を巡った。最初はロングボードから始め、5年前にショートボードへ本格的に転向。この5年間は、本当に人生をショートボードに捧げてきたような感覚だわ。それでもサーフィンに終わりはないし、上達するためには、調子が悪い時も含めて、とにかく続けることが大切だと思っている。巻かれて、ボコボコにされて、それでもまた海へ向かう。するとある日、突然すべてが“カチッ”とはまる瞬間が訪れる。その瞬間があるからこそ、また次の波を追い続けたくなるの。
お気に入りの場所は間違いなくインドネシアのメンタワイ。毎年訪れることが何より楽しみになっている。美しい波、美しい自然、そして人生そのものを整えてくれるような時間がそこにはある。
次に行きたい場所はタヒチ。波だけでなく、景色も自然も文化も、そのすべてが美しいから。

自然との関係を言葉で表すなら?

まず思い浮かぶのは、「癒し」「自分を見つめ直す時間」、そして「リセットされる感覚」。自然は、私にたくさんのインスピレーションを与えてくれる存在でもある。海は、その日の自分の状態を映し出してくれるものだと思う。
「今日はすごく調子がいい」と思って海に入っても、実はそうではなかったことに気づかされることがある。まるで海が、自分の本当の状態を見せてくれるような感覚。同時に、海や自然は私にとって最も癒される場所であり、最もクリエイティブなエネルギーをもらえる場所でもある。自然の中にいる時、そして海に入っている時こそ、自分らしくいられる瞬間。

あなたの人生に欠かせない3つのもの

自由、健康、そしてサーフィン。

これから数年の夢や目標は

今やっていることを、そのまま続けていくこと。今の私は、とても良い流れの中にいる感覚がある。健康でいられて、夢の家を建てていて、大好きなニカラグアで暮らしながら、大切な人と旅を続けている。それだけで十分幸せ。

これから何か新しいことを始めたい人にアドバイスをするなら?

少しタブーかもしれないけれど、「誰にも話さないこと」だと思う。新しい夢やアイデアを持った時、それを人に話せば話すほど、相手の価値観や不安、偏見までもが入り込んできてしまうことがある。
本来、夢は誰かに理解される必要なんてないと思うの。だからこそ、まずは静かに始めてみること。周囲に説明しすぎず、自分の感覚を信じて動いてみる。そして形になってから、「実はこれをやっていたんだ」と伝えればいい。周りを気にせず、自分だけの“魔法みたいな感覚”の中に入り込むこと。クリエイティブな高揚感や、自分の中にある熱量を大切にして。

Ocean People Archive

text:Miki Takatori
20代前半でサーフィンに出合い、オーストラリアに移住。世界中のサーフタウンを旅し現在はバリをベースに1日の大半を海で過ごしながら翻訳、ライター、クリエイターとして多岐にわたって活動中。Instagram

Filed Under: LIFESTYLE 関連タグ:Gabriela Cristina, Ocean People, ガブリエラ・クリスティーナ, ニカラグア, ビーチライフ, 連載

Joel Tudorの息子たちが見つめる“サーフィンと人生”。ドキュメンタリーフィルム『MOON SUITS × LOGRAP』公開

2026.6.16. by 林芳史

「波に乗ることは、生き方そのものだった」。
そんなメッセージを掲げるドキュメンタリー作品『MOON SUITS × LOGRAP』が公開された。登場するのは、ロングボード界のレジェンドJoel Tudorの息子、Tosh TudorとJudah Tudorをはじめ、Saxon Wilson、Greyson Messierの4人。彼らが日本を旅しながら、サーフィンというカルチャーを通して何を感じ、何を考え、どのように生きているのか。その内面にフォーカスした作品となっている。

舞台は東京、湘南、千葉。日本各地で波に乗り、人々と交流するなかで映し出されるのは、ハイパフォーマンスなライディングだけではない。家族との関係、仲間との時間、自分らしく生きること……。彼らが語る言葉からは、サーフィンが単なるスポーツではなく、人生そのものと深く結びついたカルチャーであることが伝わってくる。
特に注目したいのは、ToshとJudahの存在だ。世界タイトルを獲得した偉大な父を持ちながら、それぞれが自分自身のスタイルを模索する姿からは、世代を超えて受け継がれるサーフカルチャーの本質が見えてくる。
作品は2部構成で、今回公開されたのは第1部。13分の収録時間に詰め込まれているのは、サーフィンを通して見つめる「生き方」の物語。サーファーはもちろん、スケーターやカルチャー好きにも響く作品となっている。
波に乗ることの先にあるもの……。ぜひ映像で感じてほしい。

Filed Under: SURF 関連タグ:Greyson Messier, Judah Tudor, MOON SUITS × LOGRAP, Saxon Wilson, Tosh Tudor, サーフフィルム

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