海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回はバリと日本を行き来する生活を送る、Hitomi Roseさんに話を伺った。
Profile
Hitomi Rose
湘南生まれ、湘南育ち。ヨルダンと日本の両親を持つ。モデル業のほか自身でもマーケティング会社を営み、バリと日本を行き来する生活を送っている。
「小さい頃から本当に自然が大好きで。仕事でバリに行くことが多いのですが、バリを訪れるたびに実感させられます」
3年前に設立した会社でマーケティング関係の仕事に従事するHitomiさん。その関係で頻繁に行き来をするバリには、深い愛着があるよう。
「仲の良い友人家族がサーファーだったので、海への愛を感じながら育ちました。バリは本当に自然が豊かなのが魅力で、北から南まで探索しています。
滞在中のヴィラからはウルワツが近いのですが、ここは有名なサーフスポットなので、たまにボードを借りて友人とサーフィンをします。もう少しローカルなビーチで1日中貝殻を拾ったり、魚を見て泳いだり、本を読みながらゴロゴロしたりも……。
あとは北の方に行くと、山と森がすごくって。自然が本当に雄大なんです。そういう場所にバイクで行ってトレッキングをしたり、静かな場所で自然の音を聞きながらメディテーションもしています。
東京ってどこへ行っても人だらけですよね。バリの都心部も同じで、誰の目も届かないところに行き心を落ち着ける時間がすごく重要。私の生活に自然は本当に欠かせない存在です」
ペスカタリアンのHitomiさんにとって、お肉を使わない食事の豊かさや、その美味しさにもトリコなのだとか。
「インドネシア料理は日本人の口に合っているのか、ずっと食べていても飽きないんです。ローカルの野菜とバリのスパイスなどを使った料理は、満足度が高くって。味にも自然を感じられるものが好きみたいです(笑)。 そういった自然の恵みに感謝をするという意味があるのか、バリには自然に敬意を払った独自の宗教というか、お祈りの文化があるのも素敵だなって思います」
一方で、Hitomiさんが日々胸を痛めているのがゴミの問題だ。
「バリは観光大国でありながらゴミを処理する設備が不十分なので、海に浮遊するゴミの量も膨大。時間があるときはビーチクリーンもしているのですが、毎回大きい袋がパンパンになります……。
取引をする企業は環境に配慮しているところだったり、ポリシーを持ってお仕事をしています。でもやっぱりバリのブランドとお仕事をさせてもらっている以上、もっと力になりたいと思っています。それがこれからのミッションのひとつです。まずはもっと発信をして知ってもらいたいな、と思っています」と、将来の展望についても語ってくれた。
text _ Miri Nobemoto
TAG #Hitomi Rose#バリサーフィン#ビーチライフ#素敵なあの人の偏愛事情
海と繋がり、自分の中の好きや小さなときめき、そしていい波を追い求めてクリエイティブに生きる世界中の人々、“Ocean People”を紹介する連載企画。彼らの人生を変えた1本の波、旅先での偶然な出会い、ライフストーリーをお届けします。
Profile
Margarita Salyak イネス・マリア・カラチェド
ロシア出身の水中フォトグラファー/アーティスト。インドネシアを拠点に、メンタワイやハワイで世界中のサーファーをカメラに収める。
あなたのことについて教えて
生まれ育ちはロシアのモスクワ。幼い頃からアートに興味があって、大学でもアートを専攻していた。在学中のプロジェクトがひと段落した頃、6ヶ月の休暇を使って初めてバリを訪れたのが19歳のとき。サーフィンやライフスタイルなどその全てが私の理想で、ここに長く滞在したいと思った。そのために仕事を探していたとき、メンタワイでサーフィンフォトグラファーとして働く機会をもらった。今までイベントやファッションの撮影経験はあったけど水中カメラは触ったことがなく、それに当時(10年前)のインドネシアは今では想像できないほど手付かずの状態で、メンタワイを知っている人も少なかった。
ただただ海・サーフィンが好きで、どうにかしてインドネシアに滞在したくて、“Yes”と答えて片道切符でメンタワイへ向かった。水中撮影ができるハウジングなどのカメラギアも揃え、一日のほとんどの時間を海の中で過ごした。当時20歳だったけど不安はあまりなくて、最高の波がある場所で思う存分学び、今後に生かせるよう経験を積むことが純粋に嬉しかった。
撮影中に怖い経験もたくさんした。ハワイのパイプラインで撮影していた時、いきなり天気が嵐のように変わり、強いカレントのせいでビーチに戻ることが出来なかった。波もかなり大きかったから、とても怖かったのを覚えてる。
サーフィンを始めたきっかけとお気に入りのスポットは?
インドネシアにはもう10年以上住んでいるけど、サーフィンを本格的に始めたのは4年くらい前。パンデミックで観光客がいなくなった海に毎日入り、そのお陰でだいぶ自信がついた。それまではメンタワイとハワイを行き来しながら生活していて、どちらも初心者には難しい波だった。だから撮影に専念して、キャリアを築いていた。
お気に入りのサーフスポットはやっぱりメンタワイ。最高の波で地球の楽園のような場所。次に行きたい場所はタヒチと日本!
海、自然との関係を言葉で表すなら?
私のライフスタイルと自然は密接に繋がっている。仕事も私生活も海があるからこそ成り立っていて、考え事や不安なことがある時は、いつも海へ戻るようにしている。サーフィンでもビーチを散歩するだけでも、自然の中にいることが私を謙虚にさせてくれる。
あなたの生活に欠かせない3つのものは?
海(サーフィン)、友達と家族、あとは大好きなチョコレートかな。
何か新しいことを始めたい人へのアドバイスを
やると決めたら、その直感を信じてとにかく行動すること! 不安や迷い、失敗したら……と考えることもあるかもしれないけど、やってみないと分からないこともたくさんあるから。その過程で出会う人々や、新たなコネクションもきっとあるはず。
text:Miki Takatori
20代前半でサーフィンに出合い、オーストラリアに移住。世界中のサーフタウンを旅し現在はバリをベースに1日の大半を海で過ごしながら翻訳、ライター、クリエイターとして多岐にわたって活動中。Instagram
TAG #Ocean People#サーフィンフォトグラファー#ビーチライフ#マルガリータ・サルヤック#メンタワイ#連載
海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回は、ライフスタイルブランド『SeaRoomlynn』のデザイナー兼PRを担当するeminaさんに話を伺った。
Profile
emina
ライフスタイルブランド『SeaRoomlynn』のデザイナー兼PR。商品制作をメインに、MDからPRまで幅広い業務を担当。
「洋服は自分自身を表現する方法のひとつ。着てくださる方にもそうであってほしいなと思っています」と話すのは、ライフスタイルブランド『SeaRoomlynn』のデザイナー兼PRを務める、eminaさん。小麦色の肌にカーリーヘア、ナチュラルなメイクにシンプルなアイテムをファッショナブルに着こなすeminaさんのスタイルは、多くの女性から支持されている。
「わたし自身、シンプルな服が一番好きで。“海と都会が好きな女性”っていうコンセプトを叶えるために、自分らしさを洋服作りでも大切にしています。今自分がどんなものを着たいのか、スタッフはどんなスタイルが気分なのか。みんなの声を反映して、自分たちのような女性が本当に着たいと思える、等身大のお洋服を作っています」
コンセプトを体現したような彼女だからこそ、多くの人に支持されるプロダクトを作り上げることができているのだ。
「シンプルだからこそ細部にすごくこだわって作っています。それぞれの商品に対する想いが強くなって、Instagramのキャプションもものすごく長くなっちゃう(笑)。ただ、よくDMなどで聞かれるのですが、着方に正解はないと言うことはお伝えしたいです。ファッションは自分が好きなものを着たいように着て欲しい。周りの目を気にせず、自分を“開放”してみたらもっと自分らしくなれるはず」
そんなeminaさんの定番は、上半身か下半身にボリュームがあるスタイル。「身長が160cmで大きくも小さくもなく、髪の毛にボリュームがあるので、一番バランスがとりやすいこのスタイルが定番です。パーマをかけたカーリーヘアはもはや私のトレードマーク。これに合わせたナチュラルメイクや、そばかすも自分らしさかなって」
リングの跡が残る日焼け肌も、そばかすを見せるナチュラルメイクも、彼女にとっては自分らしさを表現する方法のひとつだ。
eminaさんが海を好きになったのは、物心つく前の幼い頃。「小さい頃から家族で出かけることが多くて、海は身近な存在でした。水に触れている瞬間がとても好きで。サーフィンは長くやっているけれど、万年初心者(笑)。親友に誘われて始めたのがきっかけです。友達の子どもと、私が飼っている犬と、ビーチでチルしたり、海に入ったり。ゆるく楽しむのが心地いいです。忙しくてなかなか時間を作れないけれど、リフレッシュしたいときは海に行きます」
なかなかまとまった休みが取れないeminaさんがしっかりサーフィンできたのは、今年ハワイを訪れたときのこと。
「ワイキキビーチでサーフィンを楽しみました。あんなにパドルをしたのは初めて! 海に入ったのが久しぶりだったので難しかったけど、波待ちをしているだけでも幸せ。ブルーの水面がキラキラ輝き、風が心地よくて、ときたまウミガメが顔を出したりして……。ローカルの人と声を掛け合い、日本とは違った楽しみ方ができました」
「海外へ行くと感じることが多いのですが、周りの目を気にせずに自分の好きなものを着て楽しんでいる人が多い! 自分を表現するためのファッションとして、私たちのブランドを選んでもらえたら。正しさを求めずに、自分が好きなように着てもらえることが一番うれしいですね」
text _ Miri Nobemoto
TAG #emina#SeaRoomlynn#ビーチライフ#素敵なあの人の偏愛事情
海と繋がり、自分の中の好きや小さなときめき、そしていい波を追い求めてクリエイティブに生きる世界中の人々、“Ocean People”を紹介する連載企画。彼らの人生を変えた1本の波、旅先での偶然な出会い、ライフストーリーをお届けします。
Profile
Inés Maria Carracedo イネス・マリア・カラチェド
アルゼンチン出身、32歳のフォトグラファー・フィルムディレクター。カメラ片手に旅をして、心が揺さぶられる瞬間を写真に収めている。
あなたのことについて教えて
生まれ育ちはアルゼンチンのブエノスアイレス。インドネシアに滞在しながら、フォトグラファー、フィルムディレクターとして活動している。今は決まったホームはないけれど、バリはいつでも帰って来られる場所。友達もいるし、土地のこともよく知っているからどこに行くか迷ったときはここに辿り着く。サーフィンを始めた頃から写真や動画の撮影を始めて、SNSで話題になるような瞬間的なものより、幅広い年齢層や色んなジャンルの人々に届くストーリー性のある作品をつくっている。
サーフィンを始めたきっかけとお気に入りのスポットは?
サーフィンを始めたのは19歳の頃、エクアドルに友達とサーフトリップに行ったとき。サーファーなら誰でも経験したことがあると思うけど、最初は上達することに意識しすぎて、エゴが出たりもっと上手くならなきゃと思うばかりで、どこか楽しめていない自分がいた。その当時付き合っていた彼とモロッコやアフリカの砂漠をドライブしながら波を見つけたり、ソフトボードでサーフィンしたり、ボリュームがあるツインフィンでサーフィンするようになって、これがサーフィンの楽しみ方だと気づいたの。コンペティターのようなキレのあるスナップができなくても、誰も訪れないような場所で波を探したり、コンディションに合わせて様々なボードにトライしたり、私にはそっちの方が合っていると思った。それからは海の中での時間を純粋に楽しめるようになり、それと同時にフローするように波に乗れるようになった。
今まで行った中でお気に入りのサーフスポットはインドネシアのメンタワイ。多くのサーファーがなぜ行きたがるのかが分かった。次に行きたい場所はタヒチかな。
海、自然との関係を言葉で表すなら?
自分自身と深く繋がれて、そして人間も自然の一部だと再確認させてくれる場所。
これからの目標や夢は?
表面的なアートではなく、見る人の五感を刺激する作品やフィルムを作りたいと思っている。あと最近はセーリングにも興味が出てきたから、数ヶ月間船に乗って波を追いかけたり、ダイビングをするのも夢。来年からサーフィンとクリエイティビティをミックスしたプロジェクトをスタートする予定で、それも今から楽しみ。
あなたの生活に欠かせない3つのものは?
旅をしているときでも友達や家族と繋がっていられるスマホ。旅をキャプチャーできるカメラ、そしてサーフボード。
20歳の頃の自分に何かアドバイスをするとしたら
旅に出ることで多くのドアが開き、その結果今の自分がある。だから、まずはやりたいことがあれば行動すること。旅行ではなく“旅”をして、その土地に住む人とコミュニケーションをとり、コミュニティに入ること。そして戻れる場所と、何かあれば助けてくれる人を見つけることも大切。その瞬間に何を感じているか向き合い、自分探しの時間に使ってほしい。そしてチャンスがあればいつでも“Yes!”と言って、旅に出られるよう少しは貯金もしていたほうがいいかな(笑)。
text:Miki Takatori
20代前半でサーフィンに出合い、オーストラリアに移住。世界中のサーフタウンを旅し現在はバリをベースに1日の大半を海で過ごしながら翻訳、ライター、クリエイターとして多岐にわたって活動中。Instagram
TAG #Ocean People#イネス・マリア・カラチェド#クリエイター#バリサーフィン#ビーチライフ#連載
海が似合う“素敵なあの人”が偏愛する、モノやコトを紹介するこの企画。今回話を伺ったのは、海に恋し、沖縄に移住したKylaさん。憧れのビーチライフを手に入れた彼女の暮らしをご紹介。
Profile
Kyla
1999年生まれ、愛知県出身。フィリピン、スペイン、アメリカ、日本にルーツを持つ。モデルやアクセサリーのデザイナーとして活躍中。
「初めてサーフィンをしたとき、ここだったら自分らしくいられるって感じたんです。それからはゾッコンで、海のあるライフスタイルを送るって決めてました」
海が好きな理由をこう語るKylaさん。フィリピンで生まれた彼女は、8歳のときに家族で愛知県に移り住んだ。小さい頃から家族で海に遊びに行くことが多かった彼女は、自然や海が身近な環境にいた。
「地元に住んでいた頃、初めて友人と一緒にサーフィンに行ったんです。2019年だったかな。その年は悩んだり落ち込んだりすることが多くって、これまでの人生の中でもかなりどん底な時期で(笑)。それで、自分が大好きな自然や海に触れたかったので気分転換にサーフィンに挑戦することに。実際にやってみたら『海の中では自分らしさを取り戻せる!』という感覚になって、とっても救われたんです。そこから海とサーフィンが自分の一部になった気がします」
当時住んでいた家からサーフポイントまではクルマで約2時間。往復およそ5時間かけて通っていたのだそう。
「やっぱりそのくらいの距離になると一人で通うのは難しくって。もっとたくさんサーフィンしたい気持ちもあって、海がキレイな場所に移住したいな、と思うようになりました」
そして2022年、沖縄に移住することに。現在は今年生まれたばかりのベイビーと、夫、愛犬との4人暮らし。かねてからの夢だった海沿いでの暮らしを楽しんでいる。
「最初は海外に住みたいと思っていたのですが、コロナ禍でそれが叶わなくって。国内で海や自然がキレイな場所に引っ越そうと思って、沖縄を選びました」
沖縄に越してからは、海が生活の一部となった。毎日ビーチを散歩し、休日にはSUPやシュノーケリングを楽しんだり、波のいい日にはサーフィンに出かけたり……。
「日常的に海に行けることに幸せを感じています。実は、夫とも沖縄に来てから出会ったんです。2年前くらいにサーフィン中に! なので一緒にサーフィンをすることも楽しみのひとつ。女の子が生まれたばかりなのですが、家族でビーチに行くのが今から楽しみです」
今後は海外移住も視野に入れながら、“どこにいてもできること”に注力していきたいと話す。
「いまハマっているのはアクセサリー作り。自然や海から得たインスピレーションをもとに、ピアスやネックレスなどを手作りしています。アレルギーの人でもつけられて、海に入っても錆びにくいものが欲しかったので、自分で作ろう! と思って。素材もできる限り自然由来なモノを選んでいます。あとはどんなに取れにくく作ったとしても無くしてしまうこともあるので、リーズナブルな価格に設定しています」
Kylaさん自身が金属アレルギーだったことから、自分が理想とする、どんな人でも海でもつけられるモノを作っているのだとか。
自分も夫も旅と海が好きなことから、これからは働きながらさまざまな国を訪れ、たくさんの海を見たいと話すKylaさん。沖縄に移住して大きく人生が動いた彼女。これからどんなビーチライフが待ち受けているのか今後が楽しみだ。
text _ Miri Nobemoto
TAG #Kyla#ビーチライフ#沖縄#移住#素敵なあの人の偏愛事情
海と繋がり、自分の中の好きや小さなときめき、そしていい波を追い求めてクリエイティブに生きる世界中の人々、“Ocean People”を紹介する連載企画。彼らの人生を変えた1本の波、旅先での偶然な出会い、ライフストーリーをお届けします。
Profile
Tara Snell タラ・スネル
タイ出身、23歳のクリエイター。タイとスリランカの2拠点をベースにしながら、サーフィン、ヨガにフォーカスした旅を続けている。
あなたのことについて教えて
生まれ育ちはタイ。母親はタイと香港のミックスで父親はカナダ人。現在は家族がいるタイと波のいいスリランカの2拠点をベースにしながら生活している。タイ北部の山に囲まれたチェンマイで生まれたんだけど、父が海好きなこともあって6歳のときに南部のサムイ島に引っ越した。いまは海が一望できる場所に住んでいいて、ここは私のお気に入り! 仕事はブランドのコンテンツ制作やモデル活動、ヨガを教えるなど色々活動している。一時期自分は何をしたいのか分からなくなったときがあったんだけど、写真を撮ることや情報を発信するのが好きで、特にサーフィンを始めてからは様々なブランドと仕事をするようになり、やりたいことが明確になってきた。“旅をしながらサーフィンをする”はずっと憧れていたライフスタイルで、いまのこの生活ができていることにとても感謝している。
サーフィンを始めたきっかけとお気に入りのスポットは?
初めてサーフィンをしたのは、2022年7月にスリランカに行ったとき。当時付き合っていた彼が、スリランカ南東部にあるアルガンベイで、サーフィンとヨガのリトリートを行っていたの。アルガンベイは首都コロンボから6〜7時間離れた場所にあり、すごく美しくて世界の果てのような場所。リトリートが始まる2週間前に彼と合流して、一足早くサーフィンをしたの。基本的なことからルールやマナー、波について教えてもらい、最初は海の中でプッシュしてもらいながら波に乗っていた。何日かヘルプしてもらってたんだけど、ヨガをやっていたおかげかバランス感覚があり、すぐに一人で乗れるように。それに純粋に楽しかったから、のめり込むのに時間はかからなかった。
初めてロングボーダーを見たときからエレガントでスタイリッシュな波乗りに憧れて、私の中ではロングボード一択だった。今ではサーフィンのない生活は考えられないわ。
お気に入りのサーフスポットはフィリピンのシャルガオ島とスリランカのマシュマロという場所。次に行きたい場所は、フィジーのナモツ島。
海、自然との関係を言葉で表すなら?
海は私たちの一部。幼い頃から海は大好きだったけど、サーフィンを始めてからより一層自然へ感謝するようになった。海は地球からの贈り物。そこにあるのは当たり前のようだけど、海で時間を過ごすたびにその偉大さに気付かされる。
これからの目標や夢は?
もっとサーフィンが上手くなって、旅をしながらサーフィンを続けていきたい。いつかスポンサーがついたらいいな! 仕事の面では、サーフィンとヨガ両方で使える水着や洋服を作りたいと思っている。
あなたの生活に欠かせない3つのものは?
私にとって一番大切なのは家族。戻ってくる場所があること、いつも支えてくれる人がいることは何よりも幸せなこと。それとロングボードと旅中でその瞬間を捉えるカメラ、スマホ、ドローンなどのデバイス。
何か新しいことを始めたいと思っている人にアドバイスを
心地のいい場所に居続けると成長するのは難しいので、とにかくやりたいと思ったことは挑戦してほしい。やってみて上手くいかなかったとしてもそれは失敗にはならないし、そこから学べることの方が多いはず。自分の好きなことにエネルギーを注いでいると、必ず宇宙が味方になってくれるから。
text:Miki Takatori
20代前半でサーフィンに出合い、オーストラリアに移住。世界中のサーフタウンを旅し現在はバリをベースに1日の大半を海で過ごしながら翻訳、ライター、クリエイターとして多岐にわたって活動中。Instagram
TAG #Ocean People#クリエイター#タラ・スネル#ビーチライフ#連載
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